クラフトビールの魅力は飲んでこそわかる
今回紹介するのは、クラフトビールです。新型コロナウイルスの影響で飲食店が軒並み壊滅的なダメージを受けています。クラフトビールメーカーもその煽りで、飲食業界からの注文が大幅に減ってしまいました。
和歌山県田辺市に醸造所を構えるボイジャーブルーイングもそうです。1977年にNASAが打ち上げたボイジャー計画にちなんだネーミングのクラフトビールブランドで、2015年8月に設立されました。創業5年目ですが、代表の真鍋氏はビールの醸造歴24年の経験を持っています。
ECサイトや直販で各種ギフトに最適な地ビールの工場直送セットを購入できます。今回はおいしいものを買って地域や生産者を応援しようという趣旨の「エールマーケット」の特集で見つけた、「6Bottles Set 3種類飲み比べギフトセット クラフトビール 地ビール」を飲んでみました。
ボイジャーブルーイングさんにコメントをいただきました。
「軸として醸造するビールは、モルトやホップのそれぞれが主張しすぎず、それでいて存在が感じられるような、クラシカルでトラディショナルなものを目指しています! ビールだけでも、またどんなお料理と合わせても、おいしくお飲みいただけます!」
ボイジャーブルーイングの通常ラインナップは4種類あるのですが、このセットには「GOLD」「IPA」「COPPER」の3種類が2本ずつ入っています。どれも、「紀州熊野の命水」を使用しているとのことです。
ビールの重要な原料のひとつはモルト(大麦)。GOLDはしっかりした麦芽の風味があるヨーロッパ産ピルスナーモルトを中心に、英国産のエールモルトとミュンヘンモルトをブレンドしています。淡い色のエールビールで、まさにゴールド。すっきりとした味わいですが、ほろ苦く、おいしく仕上がっています。
IPAは色の名前ではなく、クラフトビール好きにファンが多い“IPA(インディア・ペールエール)”のこと。アメリカンホップのカスケードを中心として5種類のホップを組み合わせています。良質な苦味と共に、華やかな香りが感じられます。数あるIPAの中でも、アメリカンIPAはホップをぜいたくに使い、苦味と刺激が楽しめますが、この商品もその方向性で作られています。アルコール度数も6.5%と今回の3種類の中では、一番高くなっています。
COPPER(コパー)はカラメルモルトを使った濃厚エールビールです。褐色でコパー(銅)のような色が特徴。柑橘系のホップを使い、苦味とコクがあり、リッチな飲み応え。ビアワングランプリ2018のダークカラービール部門賞を受賞しています。
日本でもっとも飲まれているビールはピルスナー(ラガー)タイプです。すっきり爽やかで、のどごしを楽しむのが特徴です。一方、今回紹介した3製品はピルスナーとは発酵の方法が異なるエールタイプです。濃厚で芳醇な味わいで、飲み応えがあります。
クラフトビールのよさは、飲んでみないと伝わりにくいところ。食事と一緒にがぶがぶ飲むならピルスナーの方が適しているかも知れませんが、食事が終わった後にゆっくり飲むならエールもオススメです。ビール好きであれば、ぜひ試してください。
最後に、今後の展開を伺ってみました。
「やみくもに限定商品などを醸造することはしないで、日々主力商品のブラッシュアップに努め、私たちのビールを気に入ってくださるお客様を増やしていきたいです」
ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている企業から食材を通販で購入し、支援お願いします。
ボイジャーブルーイングYahoo!店
6Bottles Set 3種類飲み比べギフトセット クラフトビール 地ビール:https://store.shopping.yahoo.co.jp/voyagerbrewing/assort6.html?sc_e=foodaction#ItemInfo
ボイジャーブルーイング
エールマーケット「買って食べて応援」特集
https://yellmarket.yahoo.co.jp/speciallist/food/support/
Yahoo! JAPANが運営するエシカルな商品に特化したEC「エールマーケット」の特集。おいしいものを買って地域や生産者を応援しようという趣旨の商品が紹介されています。
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