escuraは組み立て式ではないが、唯一、撮影対象や範囲を眼で見て捉えるためのファインダーだけはユーザーが取り付ける。ファインダーは、昨今のスマホ等でリアルに今現在の被写体の様子を見ながら撮影することになれた身には、きわめて不安でいい加減な印象を受ける。しかし、そこはすべてが緩い手動式針穴写真機みたいなモノだと考えれば、印象は異なるだろう。
写真を撮影する前に設定する選択スイッチも、たったの2つだけ。ひとつは"絞り設定"で、もうひとつは"シャッター設定"だ。いずれの設定切り替えスイッチも、レンズの胴体の下側に配置されている。
前者の絞り設定では、小口径絞り(F16)と大口径絞り(F12.7)を切り替えることができる。また後者のシャッター設定では、ノーマル(1/100)とバブルシャッター(長時間露光)の選択が可能だ。結果論として筆者が理解したことは、escuraは、バブルシャッターと後述するフラッシュオプションがキーだ。
基本的に屋外でピーカンの時以外は、まず絞りは大口径絞り(F12.7 )が無難だ。シャッター設定は、まずはノーマルの1/100秒がお薦めだ。早速、チェキフィルムの装填をして撮影してみた。
チェキフィルムのカートリッジ(10枚入り)は、背面のカバーを開けて装填する。装填するとまず最初に、フィルム取り出しノブを前方方向に回転させて、フィルムカートリッジのフィルム感光防止保護カバーのプラスチック板を排出する。
これで撮影の準備はすべて終了だ。ギアで連動表示するフィルムの残り枚数が初期値の10にセットされているはずだ。まずは超重いシャッターを、右手人差し指で押し下げて撮影してみよう。"カッチン"というスプリング系のスイッチが、下りたような音がすれば撮影終了だ。
フィルム取り出しノブを回転させて、フィルムを排出してみよう。排出されたばかりのフィルムにはほとんど何も映っていないが、運よく上手く撮影できていたなら、約90秒後には画像が浮かび上がってくる。
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