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サードパーティのクラウドやエッジ環境も含むコストやコンプライアンスの可視化

HPE、ハイブリッドIT環境全体を管理する「GreenLake Central」提供開始

2020年06月01日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2020年5月28日、昨年(2019年)12月に発表した「HPE GreenLake Central」の一般提供を開始した。サードパーティのパブリッククラウドやエッジ環境を含む、ハイブリッドクラウド全体を一元的に運用管理するポータル。「HPE GreenLake」の顧客向けに提供される。

「HPE GreenLake Central」はハイブリッドIT環境全体を一元管理するコンソール(画像はHPE Webサイトより)

 HPE GreenLakeは、HPEのオンプレミスITリソースを従量課金型/“as-a-Service”モデルで提供し、顧客がクラウドライクに利用できるソリューション。セルフサービス型で利用でき、詳細なメータリング(使用量測定)によってオンプレミスITで“使った分だけ”の従量課金が実現する。HPEによると、現在グローバルで800社以上のエンタープライズが採用しており、販売パートナーは500社を超える。

 今回発表されたHPE GreenLake Centralは、ダッシュボードやレポートの機能を通じて、このGreenLakeおよびハイブリッドクラウド全体の統合的な運用管理を実現する。具体的な機能としては、インスタンスのプロビジョニングやオンプレミスのITリソース展開、セキュリティやキャパシティ、コスト、リソース利用状況の洞察やアクションプランの推奨、パブリッククラウド(AWS、Azure、Google Cloud)のコストおよびコンプライアンス監視など。

 なお今回は、GreenLakeにおいて新たにCohesity(コヒシティ)、Qumulo(キュミュロ)のそれぞれと、コンバージドデータ管理およびファイルストレージサービスを提供することも発表している。HPE GreenLake with Cohesityでは、GreenLakeの従量課金モデルのもとでCohesityのデータ管理プラットフォームを活用可能。またQumuroのリアルタイムデータ分析機能を、GreenLakeのオンデマンドモデルを使って提供するとしている。

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