●自粛ムードが続けばSIMフリースマホもオンライン中心に
コロナ騒動により、販促や宣伝を見直さざるを得ないのがスマホメーカーだ。
日本では3月末から5Gが始まり、盛り上がりを見せるかと期待されたが、ここ最近のコロナ騒動により、5Gスマホの売れ行きはパッタリだ。
多くのユーザーは、購入したい機種などは考えず、店員さんからのアドバイスを元に、機種変更をするスマホを決めたりする。本来なら、店員さんに相談しつつ、自分で触ってスマホを購入したいはずなのだが、キャリアショップが営業時間短縮や休業でなかなか訪問できないとなれば、オンラインで購入せざるを得ないだろう。
SIMフリーメーカーにとってみれば、家電量販店が主戦場となる。ユーザーがSIMフリースマホを手に取って試してみる場所として家電量販店は絶好の場所と言える。
しかし現在、コロナウイルス感染拡大を防ぐため、家電量販店でも、休業していたり、営業時間を短縮している店舗があったりと、通常とは異なる営業を余儀なくされている。ユーザーとすれば、SIMフリースマホを試してみる場所、時間に制限がかけられてしまっている。
この自粛ムードがしばらく続くようだと、SIMフリースマホもオンラインが中心になってくるかもしれない。
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