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エイリアンと共闘!? 「XCOM: チーム・キメラ」は戦略性豊富でドハマり必須のストラテジーゲーム

2020年04月23日 22時00分更新

文● 市川 ●編集 ASCII

作戦本部の管理もプレイヤーの仕事

戦闘だけでなく、キメラ・スカッドの作戦本部を管理することもプレイヤーの仕事。ミッションの受注に加え、エージェントのカスタマイズや武器・防具の開発などが可能だ

 戦闘の指揮だけでなく、キメラ・スカッドの作戦本部を管理することもプレイヤーの仕事だ。本部ではミッションの受注、エージェントのカスタマイズ、新しい武器・防具の開発、調査などが可能となっている。

 だが、本作には時間の概念があり、1つの行動を完了するのに数日かかってしまう。どのミッションを受注すべきか、どのアイテムを開発すればよいか、スケジュールを組んで行動しなければならないのだ。XCOMシリーズにおける一番の敵は、時間といっても過言ではない。

ミッションの受注画面。メインミッションやサブミッションなどを受諾できる

「ファクトリー」の画面。プロジェクトを完了すれば戦闘に役立つアイテムを開発できる。また、「補給室」では戦闘で役立つアイテムを購入できる

エージェントのカスタマイズ画面。装備やスキルのアップグレードなどができる。「アンドロイド」を製造すれば、倒れた味方の代わりに出撃してくれる

「特殊作戦」の画面。各ミッションをクリアすると、ストーリーの進行に欠かせないリソースを獲得できる

 本作のゲームオーバーの条件は、治安悪化によりシティー31が無政府状態になること。無政府レベル上昇に影響するミッションを放置すると、治安がどんどん悪化してしまう。だから、限られた時間内で都市の治安維持も意識しつつ、受注すべきミッションを優先付けする必要がある。そのうえで、メインストーリーの進行、アイテムの製造に必要なリソースの確保、エージェントのカスタマイズ、調査なども同時並行でこなす。このように、プレイヤーに課せられた仕事はかなり多めとなっている。

 戦闘に勝利することも大事だが、一番大事なのは都市の治安維持にある。最初はマルチタスクの処理に苦戦するかもしれないが、優先順位を設定しておけば対処できるようになるだろう。

カジュアルに進化したXCOMの新作はゲーム三昧の休日に最適!

外伝的作品ながらクオリティーはかなり高い作品。一度味を占めたら「あと1ターン…」の魔力に取りつかれるだろう

 XCOM:チーム・キメラは、外伝的作品という位置づけながらクオリティーが極めて高い作品だ。一度味を占めた瞬間、「あと1ターン…」の魔力に取りつかれてしまうだろう。また、本作は過去作よりもカジュアルになっており、シリーズ未経験者でも気軽に楽しめるようになっている。ターン性ストラテジーゲームが初めてでも、プレイ中にいつでも難易度を調整できるのがうれしいところ。多くの人に本作を楽しんでもらいたいという開発陣の優しさが込められていると感じた。

 通常価格は2200円だが、5月2日まで1100円の特別価格で遊べる。懐に余裕があれば購入してみるといいだろう。本作は、ゲーム三昧の休日を過ごしたい人、XCOMシリーズに挑戦してみたい人におススメできる良作であった。あと1ターン、あと1ターン……。

作品概要

・タイトル XCOM:チーム・キメラ ※原題は「XCOM: Chimera Squad」
・販売 2K
・開発 Firaxis Games
・ジャンル ストラテジーゲーム
・プラットフォーム PC
・プレイ人数 1人
・発売日 4月24日
・価格 2200円(5月2日まで1100円で販売)

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