ファーウェイが3月26日に発表したフラッグシップ「P」シリーズの最新モデル「P40」。その中でも、日本で販売されている「HUAWEI P30 Pro」の後継モデルといえる存在が「HUAWEI P40 Pro」だ。
カメラに注力したPシリーズの最新モデルだけあって、センサーの性能を向上させる一層進化したカメラ機能を備えたHUAWEI P40 Proだが、前機種のHUAWEI P30 Proからどのような点が変化しているのだろうか。海外版をお借りできる機会を得たので、カメラ機能を中心に比較してみたい。
ベゼルレスの前面とカメラが目立つ背面
カメラの前にまずは本体の外観を確認しておきたい。ディスプレーサイズは6.58型で、本体サイズは約72.6×158.2×8.95mm。HUAWEI P30 Proはディスプレーサイズが5.5型で、本体サイズは約73×158×8.6mmだったことから、厚さはやや増しているものの幅や高さは変わらず、それでいてディスプレーはやや大きくなっている。
そこに貢献しているのは「Quad-Curve Overflow Display」だろう。これは四辺すべてがカーブしたディスプレーデザインのこと。ディスプレーを曲げる角度もより急にすることでベゼルを小さくし、それによってディスプレーを大型化しながらサイズを大きく変えないことに成功したものと考えられる。
一方で気になったのは重量だ。HUAWEI P40 Proの重量は209gと、HUAWEI P30 Pro(192g)と比べて17g重くなっている。実際に本体を手にして見ると、ガラス素材が重さと相まって高級感を与えている一方、やはりずしりと来る印象を受けてしまうことは確かだ。
背面はカメラに強いPシリーズということもあってか、カメラ部分が一層強調されたデザインとなっている。カメラ部分をスクエアにしたデザインの機種が増える昨今にあっても、ファーウェイらしさを感じさせる印象だ。
とはいえ、非常に高いカメラ性能を実現するためか、カメラ部分は結構出っ張っている。あくまで目測での評価になるのだが、カメラ部分の出っ張りが目立った「iPhone X」「iPhone XS」シリーズと同じくらいの高さがある印象だ。
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