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T教授の「戦略的衝動買い」 第577回

失敗を楽しめる人に! 手回しインスタントカメラ「Pixtoss」を衝動買い

2020年04月16日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ピックトス本体以外にレンズカバー兼白飛びカットフィルター、取説が同梱されている

ピックトスの仕様をチェック!

 ピックトスの同梱品は、カメラ本体とレンズキャップ兼白飛びカットフィルター、取説の3点だ。撮影後のフィルム排出ハンドルはカメラ本体の底面にあり、指先でつまむ部分を折り曲げて、最小サイズにするリトラクタブル構造だ。

撮影後はリトラクタブルなハンドルをクルクル回してフィルムを排出する

ハンドルは折り畳むとピックトスの下側にピタッと収まる

内蔵フラッシュの発光のために単4アルカリ乾電池を2個本体に収納できる

 実際にピックトスを正面から見ると、底面の左半分にハンドル部分が位置するが、重量バランスギリギリで、机のような平らなところなら正立する。前述したESCURAは完全手動のインスタントカメラで一切の電計系部品はないが、ピックトスは内蔵フラッシュのための単4アルカリ乾電池を2本使用する。

中央の大きなフタはチェキフィルムの装填時に開けるフタ。左下はフラッシュ装置の小野不スイッチ。フラッシュ撮影可能になると緑色のランプが点灯する

 背面のグリーンのインディケーターの下にあるスライドスイッチが、フラッシュスイッチだ。このスイッチをオンにしてフラッシュの使用がスタンバイになると、インディケーターがグリーンに光る。シャッター開放設定のできないピックトスの場合、室内ではまずフラッシュは必須だと考えた方が良いだろう。

インスタックスミニ フィルムの梱包を剥がしてピックトスに装填する

自然に入る向きにカートリッジを入れてカチッとフタを閉める

 使用後、フラッシュチャージは約5秒ほど必要だ。単4アルカリ電池2本で、約フィルム10パック分(100枚)の撮影ができるようだ。インスタックスミニ フィルムパックの装填は、本体裏面の大きなフタを開いてする。フィルム本体をシュリンクパックから取り出し、装填し、フタを閉める。

人生初のハンドルクルクルをやって、カートリッジの遮光板を排出する

インスタックスミニ フィルムを装填するとフィルム残量カウンターは10を示すはず

 そして、まずハンドルを矢印方向に回して、未使用フィルムの感光防止のためにカートリッジに取り付けられている、薄いプラスティックのフィルムカバーを排出させる。これでいつでも撮影できる状態だ。この時点で、背面のフラッシュスイッチの横にあるフィルム残量カウンターは10を示しているはずだ。残量カウンターは撮影し、ハンドルを回してフィルムを排出するたびに、ひとつずつ減って行く仕組みだが、チョットあやふやなメカニカルな仕組みだ。細かいことは気にしないに限る。

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