発売開始から1ヵ月で3万7千台受注の「普通のヤリス」
東京オートサロン2020でトヨタのイメージリーダー的存在の「GRヤリス」の発表があったからでしょうか、2月10日に発売開始された普通(ノーマル)のヤリスが発売1ヵ月で販売目標の5ヵ月分と言われる3万7千台を受注して好調ぶりを発揮しています。
しかし、世間の話題はWRC世界ラリー選手権のホモロゲーションマシンであるGRヤリスばかりが先行していて、普通のヤリスがどんなクルマなのか今ひとつ見えていないという方も多いのではないでしょうか。そんなトヨタ ヤリスをGOODRIDE日本レースクイーン大賞2019の大賞受賞者の中村比菜さんと一緒に見ていきましょう。
ノーマルのヤリスはヴィッツ同様身近なクルマ
ヴィッツの頃からそうですが、このヤリスもまた人々に身近なクルマであることに変わりはありません。たとえ購入しなくても、会社の営業車やレンタカーなど、様々なシーンで乗る機会が多いのがこのクラスのクルマです。販売台数も多いうえに、ライバルも数多く存在するためメーカーとしても油断できません。トヨタの豊田章男社長も「コンパクトでもチープではない」と明言するほど作り込まれています。
今回試乗したグレードはハイブリッド車、ガソリン車ともにZというグレードで、メーカーオプションの185/55R16のタイヤと16インチアルミホイールが装着されています。ボディーカラーですが、ハイブリッドはブラック×コーラルクリスタルシャインの2トーンカラーで、広告のイメージ写真に使われているものと同じ車体色となっています。中村比菜さんはこのハイブリッドのヤリスを見るなり「かわいい!」を連呼。なお、ボディーサイズは全長3940×全幅1695×全高1500mm、車重は1365kgです。価格は229万5000円(税込)。
単色と2トーンカラーを合わせて18色というカラーバリエーションは圧巻で、その中でも原色系の赤(コーラルクリスタルシャイン)と青(シアンメタリック)はパーソナルユースに最適。アクティブなライフスタイルにこそ合いそうな色と言えるでしょう。特にAピラーからルーフにかけてブラックアウトさせる2トーンは、ヨーロッパのコンパクトカーの流行となっており、世界中で販売されるグローバルネームとなったヤリスだからこそ選びたいカラーリングです。最近、ハッキリとした原色系のボディーカラーが少ないこともあって、ヤリスの赤と青は新鮮です。

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