XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第51回
Xperia 5のカメラは光学2倍で撮るべきかデジタル10倍で撮るべきか?
2020年03月23日 10時00分更新
「Xperia 5」には、広角(26mm、F値1.6、約1220万画素)、超広角(16mm、F値2.4、約1220万画素)、望遠(52mm、F値2.4、約1220万画素)のトリプルカメラが搭載されています。そして望遠時にはデジタルズームと光学ズームを組み合わせた10倍デジタルズームが可能なのですが、遠くの被写体を撮るときにデジタル10倍と光学2倍のどちらで撮るべきなのでしょうか?
というわけで今回、デジタル10倍で撮影した写真と、光学2倍で撮影した写真を同じサイズに調整して見比べてみました。まずは人形を撮影してみましたが、パっと見は大きな差はないようですね。デジタル10倍で撮影した写真のほうが少し表面の質感が残っている気がしますが、ノートPCのディスプレーで見ていても違いはよくわかりません。43インチクラスのディスプレーで比較して、違いがはっきりわかるレベルだと思います。
つぎに、製品パッケージを撮影してみたのですが、こちらの差は一目瞭然でした。光学2倍で撮影した写真はパッケージの文字がぼけていますが、デジタル10倍で撮影した写真ははっきりと読めます。
この差が超解像技術によるものなのか、正確にピントが合っているためのものなのか、その両方によるものなのかは不明ですが、少なくともオートで撮影した場合には、光学2倍よりデジタル10倍のほうが、小さな文字までくっきり記録できることは間違いないです。
デジタルズームにはどうしてもある程度の劣化が生じるので、クオリティーを優先するなら光学2倍で近寄って撮影したほうがいいでしょう。ただ、被写体によっては10倍デジタルズームが効果的だということを今回確認できました。風景写真などを撮影する際に多用する必要はありませんが、看板や張り紙など文字情報が含まれる被写体をメモ代わりに撮影する際には、10倍デジタルズームを積極的に利用することをオススメいたします。
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