CES 2020において、SamsungはポータブルSSD「T7 Touch」を発表した。国内でのリリースは1月22日となる。写真にしろ動画にしろ、出先で取り扱うデータ量は増加の一途であり、転送性能が高く堅牢なポータブルストレージは求められている。
またゲーミングノートPCで見ると、内蔵ストレージが少ないケースが多く、ゲームクライアントのインストール先としても足場を固めつつある状況だ。今回はその「T7 Touch」の性能を確かめてみよう。
T7 Touchは、85×57×8mm、58gとポータブルSSDらしいコンパクト軽量となっている。筐体はメタルで、最大2mからの落下に耐える堅牢性が確認済みであり、また3年の限定保証もアリ。机の上から落下や踏んでしまうなど、現場でよくある出来事からすると、安心につながる部分といえる。
形状を見ていくと、ほぼ名刺サイズで側面は丸みを帯びている。サイズはもっと小さくできたハズだが、そこそこの存在感がないと紛失しやすくなるため、管理と携行性のバランスでの判断なのだろう。
実際に持ち運んでみると、邪魔にならないサイズであり、カバンの中でも発見しやすい。またStorage1、2、3……とラベルを貼って識別するにもほどよいサイズだ。カラバリはブラックとシルバー。容量は500GB/1TB/2TBとなっている。
天板部に四角形の領域がある。これは指紋センサーおよびモーションLEDだ。指紋センサーは、Samsung Portable SSD Software 1.0から登録した指紋でのみロックが解除可能になるもので、最大4つの指紋を登録できる。落とした場合の対策だけでなく、作業メンバーの指紋を登録しておくことで、頻繁なデータ移動でもセキュリティレベルをキープできる形だ。
またSamsung Portable SSD Software 1.0を見ると、指紋のほか、セキュリティモードオフ、パスワードによるセキュリティーにも対応と使用先環境に組み込みやすくなっている。なお同アプリケーション経由でT7 Touchのファームウェアアップデートもできる。
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