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Windows情報局ななふぉ出張所 第181回

銀行がいらなくなる未来も見えてきた:

2020年の「Pay」を予想する

2020年01月01日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■2020年はミニアプリや金融にも注目

 これから先、最大勢力になりそうなのがヤフー・LINE連合です。2020年10月の経営統合を目指す両社が勢いに乗る前に、ドコモ、KDDI、楽天といった携帯キャリアを中心に、さまざまな事業の提携や統合が進むと予想されます。

ヤフー・LINEの統合がうまくいけば最大勢力に

 スマホ決済のアプリでは、「ミニアプリ」による機能拡張の競争が始まっています。タクシー配車に続き、コンビニの事前オーダーやフードデリバリーへの対応、株式や投資信託を簡単に買える金融サービスの充実が進むでしょう。

決済アプリに追加される「ミニアプリ」は急速に増えそうだ

 このようにスマホ決済のアプリは、日常の決済や送金、AI投資やスコアリングに基づいた融資など、銀行が担ってきた役割をカバーするように進化しています。銀行は預金保護の仕組みなど高い信頼性があるとはいえ、給与や年金の受け取りができるようになれば、いよいよ銀行が不要になる未来が見えてきます。

 既存の金融機関も黙って見ているだけではなく、ITやフィンテック企業と連携する動きが増えています。2020年はこのあたりが融合した領域もますます面白くなりそうです。

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