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掃除の時間がほぼゼロに:

ルンバi7+が子育ての神だった

2019年12月06日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。体力と時間を子に注ぐ一方いよいよ家事が無理になり、家の中が限界になってきたのでルンバ最新版のi7+を使いはじめました。2ヵ月経ちましたが今のところ圧勝しています。現場からレポートします。

ルンバi7+
発売中
直販価格14万2868円
アイロボット

https://store.irobot-jp.com/item/I7PLUS.html

●間取りを記憶、アプリで操作

 ルンバi7+の特徴は部屋の間取りを記憶する「Imprintスマートマッピング」。

 カメラセンサーなどで間取りを学習、クラウドに保存する「iAdapt 3.0ビジュアルローカリゼーション」技術を使い、移動パターンを考えながら清掃します。以前のiAdapt 2.0は自己位置推定はできるもののマップの保存ができず、毎回マップを作りなおしていたので効率は上がりませんでした。

 学習に高い計算能力が必要なiAdapt 3.0が使えるのは最新のCPUを積んでいるルンバi7シリーズだけ。処理性能は以前の最上位機種900シリーズに比べると実に30倍以上になるそうです。本論とは無関係ですがCPUでi7といわれると某社が浮かびますね。次はルンバi9でしょうか。

記憶力があるルンバ

目(カメラ)もある

 ルンバi7+は数回かけて最適化を進めるようで、はじめ60分近くかかっていた清掃時間は数日で40〜50分ほどに落ち着きました。増改築をくりかえしてやたら入り組んだ構造になっている古い借家のわが家の間取りもすみずみまで記録して、最短ルートですべての部屋を回ってくれています。

 またルンバが認識した部屋をアプリから「キッチン」「リビング」など名前をつけて管理して、部屋ごとの清掃スケジュールを立てることも可能。曜日ごとに清掃する部屋や時間を指定できます。部屋を管理するときはアプリから間取りに境界線を引き、「廊下」「バスルーム」などと設定します。

 かくして最新の学習機能によって作られたマップは恐ろしいほど精度が高く、こまかい凹凸や、ルンバが入りこめない場所もしっかり認識されています。

泥棒には見せられないマップ

 この機能、アプリから「CLEAN」ボタンを押すと外出中でもルンバが掃除をしてくれるのですが、ちらかっていない部屋だけ掃除できるのがとても便利でした。朝忙しすぎて片づけるヒマがまったくないとき、ちゃんと片づけられたかどうかが微妙なときに重宝しています。

部屋を選んで掃除できる

 アプリの「CleanMapレポート」を見ればどこを清掃したかもわかります。ゴミや汚れが多い場所をセンサーで感知して、キレイになるまで掃除する「ダートディテクトモード」が作動したところもわかります。便利なだけでなく「頑張ってくれているのか」と励まされるところもありますね。

掃除したところがわかる

 レポートではルンバがエラーを起こして停止したとき、いわゆる「息絶えた」場所もわかるので、「あ〜おもちゃだこれ……」など、なんとなく察しがついて安心できるところもありました。

息絶えたところもわかる

 それでもエラーが起きると「ストーブ倒してないだろうな」「スピーカーのところじゃないかこれ」と心配になるので、できればカメラでとらえた映像が見たいところです。なんならペットカメラをつけて見守ればいいのかもしれないです。ルンバもペットロボットみたいなもんなので……。

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