最新パーツ性能チェック 第268回
NVIDIAのLow Latency Modeをハイスピード撮影で分析
SFVと鉄拳7でGeForceの超低遅延モードを地獄の100本ノック検証
2019年10月27日 20時15分更新
GeForce GTX 1650でNULLを検証する
インプットラグがドライバー側でそれを改善できるかについては、Radeon Anti-Lag検証記事ですでに述べているので割愛する。では、今回どんな環境で検証するか……だが、インプットラグはGPUが律速になっている、いわゆる“GPU Bound”な状況で発生しやすく、フレームレートが75~90fpsの時に観測しやすい。ゆえに、ハイエンドなGPUで超高フレームレートが出るような環境よりは、エントリーに近いGPUで検証するのが好適だ。
そこで、今回はTuring世代の一番下のモデルであるGTX 1650を搭載したZOTAC製ビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」を用意した。これにGIGABYTE製の240Hz対応超高速ゲーミング液晶「AORUS KD25F」を組み合わせる。格ゲーは基本的に描画負荷が非常に軽いため、GeForce GTX 1650であってもパワー不足にはならないのだ。
その他の環境は以下の通りだ。GPU Boundな状況にするためには、CPUはある程度高速である必要がある。その点Ryzen 7 3800Xはパフォーマンス的に文句のないチョイスと言えるだろう。ドライバーは検証時点で最新のGeForce 436.68を使用している。
| 検証環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 3800X」(8C/16T、3.9~4.5GHz) |
| CPUクーラー | Corsair「H110i」(簡易水冷、280mmラジエーター) |
| マザーボード | GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570) |
| メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZRX」×2(DDR4-3200 8GB×4) |
| グラフィックス | Zotac「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」(GeForceGTX 1650) |
| ストレージ | GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」(NVMe M.2、2TB SSD) |
| 電源ユニット | SilverStone「SST-ST85F-PT」(850W、80 PLUS PLATINUM) |
| OS | Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2019 Update) |

この連載の記事
-
第473回
デジタル
Ryzen 7 9800X3Dと9700Xはどっちが良いの?! WQHDゲーミングに最適なRadeon RX 9060 XT搭載PCの最強CPUはこれだ! -
第472回
sponsored
触ってわかった! Radeon RX 9070 XT最新ドライバーでFPSゲームが爆速&高画質に進化、ストレスフリーな快適体験へ -
第471回
デジタル
8TBの大容量に爆速性能! Samsung「9100 PRO 8TB」で圧倒的なデータ処理能力を体感 -
第470回
デジタル
HEDTの王者Ryzen Threadripper 9980X/9970X、ついにゲーミング性能も大幅進化 -
第469回
デジタル
ワットパフォーマンスの大幅改善でHEDTの王者が完全体に、Zen 5世代CPU「Ryzen Threadripper 9000」シリーズをレビュー -
第467回
デジタル
Radeon RX 9060 XT 16GB、コスパの一点突破でRTX 5060 Tiに勝つ -
第466回
デジタル
Radeon RX 9060 XTは6.5万円でVRAM 16GBのお値打ちGPUになれたか? -
第465回
デジタル
遅れてやってきたPCIe5.0 SSDの大本命、リード14GB/秒超えのSamsung「9100 PRO」を実機レビュー -
第464回
デジタル
Radeon RX 9070シリーズの仕上がりは想像以上だったことがゲームベンチでわかった -
第463回
デジタル
Ryzen 9 9950X3Dは順当進化。3D V-Cache搭載Ryzenの最強モデルだがクセありな部分はそのまま -
第462回
デジタル
RTX 5070の足を止めた「Radeon RX 9070 XT/ 9070」レビュー - この連載の一覧へ





お気に入り





