松本典子の「Azure Logic Apps」超入門 ～AI編～ 第5回

「Azure Logic Apps」で「Bing Maps」のコネクタを利用する

現在地から目的地までの道案内をするLINEチャットボットを作ろう

4-2-3. Blob Storage コネクタの設定

Blob Storage コネクタの設定

　検索窓に「Blob」と入力し、「BLOBの作成」をクリックします。

Blob Storage コネクタの設定

　「接続名」はわかりやすい名前を入力します。 「2. Azure Blob Storage の準備」で作成した Azure Blob Storage を選択して「作成」をクリックします。

　以下の内容を入力・選択します。

1. フォルダーのパス：右のフォルダアイコンをクリックしパスを選択
2. BLOB名：HTMLファイルの名前になります。動的コンテンツから「timestamp」を選択し「.html」と拡張子を追加
3. BLOBコンテンツ：動的コンテンツ「作成」の「出力」を選択
4. コンテンツの種類：「text/html」を入力

4-2-4. HTTPコネクタの設定

HTTPコネクタの設定

　「HTTP」コネクタを利用して、ユーザーの現在地から目的地までの道順を記載したMAP入りURLのメッセージを返信する処理を入れます。 ポイントはURL部分で、HTMLファイルの名前のみ動的コンテンツで取得するようにします。 HTTPコネクタの詳しい入力方法は「ノンコーディングで質問に自動回答するLINE BOTを作ってみよう」に記載していますので参考にしてください。

実行結果

　実際にLINEから「位置情報」を送信してみます。

LINEから位置情報を送信

　「位置情報」をクリックし、表示されたMAP上の赤枠内をタップすると位置情報を送信できます。

返信結果

　ユーザーの現在位置から目的地までのルートが記載されたMAP（Bing Map）と、道順がHTMLページ内に表示されています。

最後に

　今回はBingMapを表示させる部分のコードが必要になりましたが、その部分さえできてしまえば位置情報の取得などは簡単にできますので、比較的手軽に「ユーザーの現在地から目的地までの道順をお知らせするLINEチャットボット」を作成できます。 目的地は手軽に変更することができるので、ぜひ活用してみてください！

参考URL

• Azure Storage のドキュメント
• Bing Maps Keys