デイジーチェーンも可能なThunderbolt 3を搭載
今回いちばんのポイントは、AMDのマザーボードでThunderbolt 3に対応したこと。すべてのマザーボードにピンヘッダコネクターもしくは端子を搭載している。Thunderboltは2017年にロイヤリティフリーになってから、AMDのマザーボードにも載せてほしいと要望があったものの、40Gbitの帯域をマザーボードに実装するには、ノイズ対策などを施す必要があり実装までに時間がかかったという。
またDisplayPort入力端子を搭載したモデルもあり、ビデオカードから入力してThunderbolt経由でデイジーチェーンが可能だ。
ネットワーク周りでは、ASRockがマザーボードメーカーとして最初に実装したWi-Fi 6(IEEE802.11ax)を上位モデルに搭載。まだまだ対応製品は少ないものの、802.11acに比べて速度が向上しているため、今後を見据えたら最新規格に越したことはない。
PCIeスロットも進化。Wi-Fiモジュールと同じ金属素材を使うことで、ノイズを遮断し信号の安定性を確保する構造になっている。また、アンカーポイントもPCIe 3.0のときの4本から6本へ増やすことで、重いグラボを確実に装着できるとともに、ノイズをしっかり逃がすよう工夫している。