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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第144回

コスパが魅力のOPPO「AX7」はメイン端末として使えるか?

2019年06月10日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

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見栄えがする外装は“お値段以上”

 AX7は、6.2型の液晶ディスプレーを搭載し、インカメラ部を水滴型ノッチにするという、現在主流のデザインを採用しています。解像度はHD+で、いかにもエントリーというスペックなのですが、画質はまずまず。普段使いでは、画質の粗さが気になることはないでしょう。

ベゼルは細めですが、それでもボディーの幅は約75.4mmあります。男性の手なら、がっつり掴めますが、やや大きいという印象。

大画面なのでそれなりの横幅だが、扱いにくいというほどではない

右側面に電源ボタンを搭載

左側面に音量ボタンとSIM/SDスロット

 個人的に評価したいのはボディーの質感と塗装。約3万円の端末なので、そんなにコストはかけていないはずですが、背面パネルの質感といい、光沢といい、お値段以上のリッチ感を実現しています。デュアルカメラを搭載していることもあり、パッと見では、ミドルレンジかミドルハイに見えるでしょう。

背面パネルは細かい縦線がデザインされ、エッジにはラウンド処理が。カメラと指紋センサーにはメタリック素材をあしらうなど、細部へのこだわりが感じられる仕上がり

 背面に指紋センサーを搭載し、2Dの顔認証にも対応しています。使いくらべてみたところ、指紋によるアンロックの速さに驚きました。両方を設定して、指紋をメインに使うのがよさそうです。

 SIMスロットには2枚のnano SIMに加えて、microSDも装着できます。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。海外渡航が多い人が、渡航時用として購入して、日本で使っているSIMを挿して電話を待ち受けし、現地で買ったSIMで現地での通話・通信に使うのもいいでしょう。

nanoSIM2枚とmicroSDを同時にセットできるのが利点。国内全キャリアの4G LTEに対応している

電池持ちの良さは期待してOK!

 さて、AX7の最大のアドバンテージといえるのが、4320mAhの大容量バッテリーでしょう。実際に電池はかなり持つ印象です。筆者はスマホのレビューを書く際は、評価用の端末に普段から使っているSNSやゲームのアプリをインストールし、なるべく普段通りに使うように心がけています。加えて、評価のために写真を撮ることも多くなりますし、ベンチマークテストもします。なので、普段よりも電池を消耗するはずですが、AX7は明らかに電池が持つと実感できました。

 よほどのヘビーユーザーでないかぎりは、1日は余裕で持ち、意識的に電池をセーブするように使えば2日持たせることもできるでしょう。スタミナ面でも海外渡航用に向いていると思います。海外に行くと、Googleマップを使うことが多くなり、写真を撮ったり、テザリングを使ったりすることも多くなりますからね。

「スマート省エネ」に初期設定されており、そのまま使って不便を感じることはなかった。より電池を長持ちさせたい場合は「省エネモード」にして、細かい省電力設定もできる

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