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T教授の「戦略的衝動買い」第533回

レトロフューチャーなセイコーの音声デジタルウォッチを衝動買い

2019年05月29日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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久しぶりに衝動買いした音声読み上げ対応のデジタルウォッチ「SBJS001」。視覚障害がある方の使いやすさと便利さを前提に考えられ、1998年にはグッドデザイン賞を受賞。すでに20年以上のロングセラーの音声デジタルウォッチだ

レトロフューチャーなセイコーの
音声デジタルウォッチを衝動買い

 一般的な腕時計とは別に、視覚障害がある方がより便利に使える“視覚障害者用腕時計”という製品がある。昔は、腕時計の風防をハッチのように指先で開けて実際に指先で長短の針に触れ、その位置関係を指先で感知して時刻を知るというのが普通だった。

 しかし、後天的に視力を失った場合、点字の学習はなかなか大変だが、シンプルな操作だと思われる“時刻を指先で読む”ことにもかなりの慣れが必要なことが多い。高齢になってから視覚障害がある筆者の母親も同様だった。

 昨今でこそ、スマホに「今何時?」と呼びかければ、現在時間を読み上げてくれる便利かつ素晴らしい時代になったが、それまでは昼夜間の区別がつきにくい視力障害者が時刻を知ることはなかなか難しいことだった。

 「OK、Google」もAmazonの「Alexa」もなかった昭和な1998年にグッドデザイン賞を受賞した“音声デジタルウォッチ”のSEIKO「SBJS001」が、今回ご紹介する衝動買いアイテムだ。視覚障害者向けの腕時計というと、以前このコラムでご紹介した“「ブラッドレィタイムピース」(以降、ブラッドレイ腕時計)も同様だ。

本体と取説、保証書が同梱。お客様サポートとして点字の取扱説明書もある 本体と取説、保証書が同梱。お客様サポートとして点字の取扱説明書もある
指先で触れて時刻を知る「ブラッドレィタイムピース」(左)とSBJS001(右)

 ブラッドレイ腕時計は、従来の視覚障害者向け腕時計のように、文字盤の上と外側の外周を円弧状に回転する2個のボールを指先で触れて時間を読むタイプだ。今回衝動買いした音声デジタルウォッチは、音声技術を小さな腕時計に組み込んだ、かれこれ20年以上の歴史あるロングセラー商品だ。筆者が衝動買いしたSBJS001モデル以外に、もう少しベゼルがフラットなデザインでシックな革ベルト仕様のものなど、デザインの違いでいくつかのモデルがある。

ブラッドレイ腕時計を左腕首に装着すると、時針ボールが側面の外周にあるため、どの角度から見ても10~2時くらいの時刻が読めない。XX時2分ほど前というのはわかる ブラッドレイ腕時計を左腕首に装着すると、時針ボールが側面の外周にあるため、どの角度から見ても10~2時くらいの時刻が読めない。XX時2分ほど前というのはわかる
ブラッドレイ腕時計を外してひっくり返して12時側から見てみると、外周に隠れていた時針が見えるので、現在時刻が11時2分ほど前だとわかる

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