クラウドから「エッジ」への動きが加速:Build/de:code 2019レポート 第4回
MicrosoftとRed Hatが共同開発した「KEDA」はKnativeとどう違うのか
Build 2019でKubernetesのサーバーレスフレームワーク「KEDA」発表
2019年05月13日 09時00分更新
マイクロソフトは、2019年5月6日~8日にシアトルで開催した開発者イベント「Build 2019」で、レッドハットと共同で開発したオープンソースプロジェクト「Kubernetes-based Event-Driven Autoscaling(KEDA)」を発表しました。
KEDA(ケイダ)は、Kubernetesのpodレベルでサーバーレスを実現するフレークワークです。イベント駆動でpodをスケーリングし、イベントが発生していない状態ではpod数をゼロに保つことができます。AKS(Azure Kubernetes Service)やOpenShiftのほか、クラウド/オンプレミスの様々なKubernetes環境で利用できます。
KubernetesのサーバーレスフレームワークにはKnativeやOsirisがありますが、KEDAは、KafkaストリーミングやRabbitMQ、Azure Storageキュー、Azure Service Busキューなど非HTTPなイベントに連動した処理ができるのが特徴です。Azure Event HubsやAzure Cosmos DB、Azure Monitorなどとの連動も計画されています。また、KEDAをKnativeやOsirisと併用して、HTTPと非HTTPの両方に対応したイベントスケーリングを実装することも可能です。
KEDAはどのコンテナにも対応していますが、特に、マイクロソフトがオープンソースとして公開しているAzure Functions関連ツールとはネイティブに統合されており、イベントで実行するコードを記述するだけで利用できます。
※本記事はFIXERのTech Blogからの転載です。
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