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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第604回

ソニー「α6400」は猫撮りの楽しさをハイテクでサポートしてくれるカメラ

2019年04月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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 ソニーのα6400が予想以上に気に入って、ちょっと困ってる今日この頃(気に入ったカメラを片っ端から買ってたら大変!)、というわけで前回に続いてα6400で撮った猫の話。

ブロック塀にまじった穴の空いたブロックからこっちを覗いてるキジトラ。手前のブロックにピントが合わないよう気をつけて撮るべし。2019年3月 ソニー α6400

 ちょっとおさらいすると、α6400はソニーのAPS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレス一眼。前回は新製品のウリである強化された高速で食いつきがよいAF機能に話を絞ったけど、もちろんそれだけじゃないのである。

 まずは小さい。小さいにもいろいろあるけど、背が低くて上面に凹凸がない。

上面がフラットでコンパクトなのが特徴のα6000シリーズ。最新モデルがα6400だ

 だから携帯性が高いんだけど、それ以上に「バッグから出し入れしやすい」のだ。しかも背が低いので本格的なカメラバッグじゃなくても収められるし、偶然猫をみかけたとき、さっと取り出して撮影しやすい。

 続いて、背面モニターがチルト式でタッチAFを使える。だから猫目線で撮るのにいい。低い位置にカメラを置いて、チルトさせたモニタを見ながら親指でシャッターを押す。道路脇でくつろいでる猫を偶然見かけたときも、さっと取りだしてしゃがんで、地面すれすれでワンショット(いや、ニャンショットか)である。そんなシーンも得意なのだ。

 2匹とも、道路で遊んでるのがバレたって顔をしてる。ええ、バレてますとも!

住宅街の生活道路の隅で2匹の猫がくつろいでるのを発見。さっとバッグから取り出してしゃがんで、キジトラが振り返ったとこを1枚。不意を突かれたって感じがいい。2019年3月 ソニー α6400

 このあと、2匹とも左手奥のおうちの中に隠れちゃったのだけど、キジトラの方がしばらくこっちを気にしてブロック塀の向こうから覗いてた。上の写真、ミケの上に穴の空いたブロックが2つ見えているけれども、そのうちの片方だ。それが冒頭写真。

 手前のブロックにピントが合っちゃうと困る(けっこうありがち)から、タッチパッドAFでしっかり猫を捕捉。見つめあってくれました。

 タッチパッドAFはファインダーを覗いたとき、背面モニターをタッチパッドのようにAFポイントを動かすために使う機能で、最初に搭載したのはパナソニック。今は各社が採用しているわけだが、α6400は前モデルよりレスポンスがよくなった(気がする)。

あ、猫が隙間から下りてこっちにやってくる、と思った瞬間に間に合うって大事なのだ。2019年3月 ソニー α6400

 そんなわけで、最近恒例になりつつある保護猫カフェでの一幕。青い筒からにゅるっと出てきた瞬間を猫目線で狙った1枚だ。

筒の中にいたハチワレがにゅるっと出てきた瞬間を連写。その中の1枚がこれだ。2019年3月 ソニー α6400

 さらにこのように細かいところにピントを合わせたい時なんか最高である。1匹がぴょんとトンでキャットタワーに用意された猫用の箱に飛び込んだのである。あれ? そこって別の猫いなかったっけ。

 そこでそっと覗いて見ると、2匹が合体してた……いや合体はしないけど、くっついて折り重なってたのである。思わずカメラを構え、手前の入口の縁や手前に伸びた脚や尻尾ではなく、ちゃんと顔にピントが合うようにする。

よくこんな狭いところに2匹で入ったなあと感心。下になってる猫は重くてしんどそうだけど、合体してるようにしかみえない。2019年3月 ソニー α6400

 あ、またフォーカスの話をしてる気がするけど、まあいいや。猫を撮るときに、どこにピントを合わせるかは大事なのだ。たとえばこういうとき、普通に撮ると背中にピントが合いがちなんだけど、顔に合わせなきゃいけない。しかも、こっちに背中を向けてる猫が顔を見せたとき、顔が左側にくるか右側に来るかで構図も変わってくる。

向こうを向いていた猫が左を向いて横顔が見えたのですばやく顔にピントを合わせて撮影。2019年3月 ソニー α6400

 このように常にいろんなことに気を配りつつ撮ってるわけで、小さなボディーで素早く撮る、という猫撮りの楽しさをハイテクでサポートしてくれるカメラがα6400なのだ、という結論でよいでしょか。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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