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パナソニック「はやうま冷凍」冷蔵庫 第3回

急速冷凍のヒミツ

パナソニック最新「はやうま冷凍」冷蔵庫 実機レポート03 = 安く買った材料を急速冷凍してみた~

2019年05月17日 11時00分更新

文● ジャイアン鈴木

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 パナソニック冷蔵庫の2019年モデル「NR-F605WPX」最大の売りが業務用レベルの急速冷凍を実現した「クーリングアシストシステム」。大風量の集中シャワー冷却と、底に敷かれたアルミプレートにより、素早く食品を凍らせることで美味しく冷凍する「はやうま冷凍」と、一気に食品を冷やして毎日の調理を時短する「はやうま冷却」機能を実現しています。

 今回は実際に「はやうま冷凍」と、普通の冷蔵庫の冷凍機能で同じ食材を凍らせて、両者の違いを比較してみましょう!

 食材にはステーキ用の牛肉、びんちょうまぐろ、鶏のササミを用意しました。どれもワタシの大好物です。役得!

ステーキ用の牛肉。自分で買って焼いたほうが、安いし、好みの焼き加減にできるので、妻に内緒でよく買います

びんちょうまぐろ。居酒屋で頼むと当たり外れ激しいですよね。スーパーで見極めて買うことにしています

鶏のササミ。脂が少ないのでダイエットの強い味方です。明日から本気出します!

 「はやうま冷凍」の使い方はベリーイージー。独立したクーリングアシストルームのアルミプレートの上に食材を乗せて、冷蔵室内の操作パネルで「クーリングアシスト」ボタンを押して「急凍」にセットするだけ。ちなみに専用アプリを使えば、スマホからでも操作可能です。

まずは食材をクーリングアシストルームのアルミプレートの上に置きます。調理しやすいようにラップで包むのがオススメです

クーリングアシストの「はやうま冷凍」を実行する場合には「急凍」を選択します

45分後、「ピロリロリーン♪」と音楽が流れるので、クーリングアシストルームから凍った食材を取り出します

クーリングアシストルームで凍らせた食材は、普通の冷凍室に移動します。クーリングアシストルームは急速冷凍専用の部屋なので普段は空にしておくわけです

 それでは解凍後の食材を見てみましょう。今回は冷凍室から冷蔵室に移して、じっくりゆっくり解凍しました。おおよそ解凍には6~8時間かけています。

 下に掲載したのが解凍後の各食材の写真なのですが、どれも綺麗な色を保っていますね。ちょっと想定外なことに「はやうま冷凍」と普通の冷凍で凍らせた食材に見た目的な違いはほとんどありませんでした。顕微鏡などで見ないと違いはわからないのかもしれません。違いは味でチェックすることにしましょう。

左が「はやうま冷凍」、右が普通の冷凍。全体的な肉の色はほとんど変わらず、ドリップもなかったです。ただどちらも部分的に変色しています。肉が重なっていた部分はどうしてもあとから変色してしまうみたいです

上が「はやうま冷凍」、下が普通の冷凍。どちらも赤みがやや薄くなっていますが十分美味しそうです

上が「はやうま冷凍」、下が普通の冷凍。鶏のササミは逆に赤みが強くなっていますね。食材によって色の変化が異なるのは興味深いです

 さて見た目的には「はやうま冷凍」と普通の冷凍で大きな違いはなかったのですが、味には相当な差がありました。特に顕著だったのがびんちょうまぐろと鳥のササミ。普通に冷凍したびんちょうまぐろは身が柔らかくなっていて、鳥のササミはボソボソとしていました。どちらも「はやうま冷凍」したほうがプリッとした食感が保たれ、中身もジューシーですね。

 ステーキ肉はほかの2品ほどの差はなかったですが、普通に冷凍したほうはやや食感が固かったです。もちろん焼き方は同じなので、肉の細胞が壊れているため、冷凍、解凍時に水分が失われたのかもしれません。

ステーキ肉は焼いただけ、びんちょうまぐろは切っただけ、鶏のササミはシリコンスチーマーで蒸しただけという超お手軽料理です。でもシンプルだからこそ食材の違いがよくわかりました

 今回は、冷蔵されて販売されているものをすぐ冷凍したので違いが出にくかったのかもしれません。しかし、明らかに「はやうま冷凍」のほうが美味しかったです。見た目はあまり変わらなくても、食材の細胞の破壊レベルはまったく違うんですね。今回はあえてのお手軽料理でしたが、次回以降ではプリン、唐揚げ、味玉などを「NR-F605WPX」で作ったり、保存してみますよー。乞うご期待!

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