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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第32回

ジョブズ時代から変わらずに続けてきたことがある:

アップルが「GAFA」から抜けたがる理由

2019年03月08日 16時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●ログインしないサービスの秘密

 アップルは個人情報を収集する際、青い2人の人が握手をしているアイコンを必ず掲出します。そこでユーザーの選択を提示するわけではなく、何が起きるかを明示して、ユーザーにプライバシーを啓蒙することを目指しているそうです。

 iPhone向けアプリでは、たとえばWebブラウザーSafariのように、ログインを必要としないサービスがそろっています。地図や写真、そしてパーソナルアシスタントのSiriも、ログインせずに使い始められます。これらのアプリを使い始める前に、先述の「プライバシー啓蒙アイコン」は登場しません。

 つまり、これらのアプリを使う限りにおいては、ユーザーの個人情報に紐づくデータがアップルに送信されないことをあらわしています。しかし、Siriやマップは、次の予定までの経路をワンタップで調べてくれますし、写真アプリは自動的に写真をまとめ、テキストで検索できるようにしてくれます。

 こうした機能を実現するため、アップルでは、極力iPhoneの中でデータを処理するようハードウェアとソフトウェアを設計しているそうです。

 一方グーグルは、あらゆるアプリでGoogleアカウントにログインさせて、サーバー側の処理を強めています。地図や写真など、両社が同じカテゴリで配信しているアプリは似たようなことができますが、プライバシー上の設計はまったく異なっていました。

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