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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第31回

Google Homeにも対応するか:

アップル「どこでもApple Music」戦略

2019年03月05日 16時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●Apple MusicがGoogle Homeに?

 筆者は自宅にWi-FiにつながるSONOSのスピーカーを用意し、Apple Musicをスピーカーから直接再生しています。SONOSアプリでApple Musicの認証を取ると、わざわざiPhoneのミュージックアプリからAirPlayを選ばなくても、SONOSアプリから直接Apple Musicのライブラリを再生できるようになります。

 BGMを担うスピーカーとしては、この方法がベストだと思います。iPhoneを音楽ソースとしてAirPlayをしたりBluetoothで再生していると、iPhoneの通話などに音楽が邪魔されてしまいますし、出かけたらその部屋から音楽は消えます。

 できればスピーカーが自分でストリーミングを取得して鳴り続けていてくれた方がよいのです。その点HomePodやAmazon Echoは、Apple Music再生に最適な存在と言えます。

 さらに今後、ここにGoogle Homeも加わるかもしれません。うわさによると、Google Homeアプリの音楽サービスの追加画面に、一時的に「Apple Music」があらわれたのだそうです。

Apple Music Integration Possibly Coming to Google Home Devices

 いずれにしても、サービスとしてのApple Musicとしてスマートスピーカーへの対応はぜひすべきでしょうし、iPhoneユーザーをGoogle Homeに取り込めるなら、グーグルも拒む理由もなさそうです。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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