前モデル「raytrektab DG-D08IWP」に比べてスペックが大幅に向上
お絵描きに最適な「raytrektab」、イラスト制作だけでなくタブレットとしても快適
2019年01月25日 07時00分更新
CINEBENCHでCPU負荷テストをチェック
3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストができる「CINEBENCH」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
グラフィックスAPIのOpenGLは14.25fps、CPUの性能テストでは223cbという結果となった。この結果をみても、やはりグラフィックス性能は厳しいといえる。オンラインゲームや重たい3DCGグラフィックスを使うソフトなどには向かないだろう。
ただ、タブレットパソコンを使って、いつでもどこでもゲームをプレーしたいというニーズもあると思われるので、比較的付加の高くない「ドラゴンクエストX」ベンチマークでテストを実施。ここまでの結果をみて、フルスクリーンでの稼働が難しいことは判明しているので、1280×720で稼働させてみた。
結果としては標準品質・低品質ともに「やや重い」という評価となった。遊ぶことができないわけではないが、ドラゴンクエストX程度の負荷のゲームでも、プレーすると多少ストレスを感じるだろう。
電源がないときでも安心なバッテリー稼働時間
タブレットなので、電源がない状況でどのくらい使えるかはやはり気になるところだろう。BBenchを使ってバッテリー駆動時間を測定した結果は下記の通り。
残り5%になるまで3時間強という結果となった。1日中、充電なしで使うには厳しいが、ちょっとしたモバイル利用には問題ないだろう。基本的には電源必須というイメージではあるが、省電力モードなどを併用すれば稼働時間は延びるので、電源なしでは厳しいということでもない。
raytrektab DG-D10IWPはCPUがCeleron N4100になり、ストレージがSSD、そしてメモリーも増えたため、ネットブラウジングやメールといった活用はストレスなくできるほか、タブレットパソコンとしての活用も見込めるだろう。前モデルのraytrektab DG-D08IWPに比べてスペックが上がった分、価格も7万円台になったものの、解像度はフルHDを採用し、イラストを描く環境も向上しているので、値段に見合う性能になっている。
イラスト描く人はもちろん、タブレットとしても使いたいという人はうってつけの1台だ。