ゲーマー育成に力を入れるデルゲーミングの今後、ゲーマー理想のマシンをイノベーションで実現 (2/2)

2019年01月21日 18時00分更新

文● 八尋／ASCII

e-Sportsを盛り上げ、次世代の育成も目指す「ALIENWARE Academy」開設

ーーデルやALIENWAREは、具体的にどういったe-Sportsの取り組みを実施しているのか教えてください。

サトフェン：我々はe-Sportsチームの「Team Liquid」とスポンサー契約を結んでいます。Team Liquidとともにトレーニング施設を開設することで、プロゲーマーも技術を磨くことができます。

　また、「ALIENWARE Academy」を開設します。オンラインでe-Sportsアスリートからテクニックなどを学べる無料の訓練用プラットフォームです。プロゲーマーと一緒に業界のイノベーションを作っていきたいという想いと、次世代のアスリートの育成をしていきたいという想いがあり、開設しました。

ーーALIENWARE Academyは日本からでもアクセスできますか？

サトフェン：現在日本語には対応していませんが、グローバルで展開しますので、世界中どこからでもアクセスできます。計画段階ですが、2019年の末ごろには日本のコミュニティーも開設しようと考えています。

ーー個人的にはe-Sportsの全盛の年齢はほかのスポーツなどと比べて低いと思っています。私はもう遅いかなと思っているのですが、そんな私もALIENWARE Academyを利用できるのでしょうか。

サトフェン：日本語には対応していませんが、もちろん参加できますよ。すべてのゲーマーが様々なことを学べるプラットフォームですから。

アイトラッキングによる練習も
ALIENWAREは性能だけでなくソフトウェアも進化していく

ゲーミングノートパソコンだけでなく、ゲーミングディスプレーのテクノロジープレビューモデル「Alienware 55 OLED Monitor」にもOLED液晶が採用されていた

ーーCES 2019では、OLED液晶やDolby Vision対応液晶を搭載するパソコンがが多く登場しました。ALIENWAREやDELL Gシリーズも同様ですが、このほかに今後力を入きたいと考えているテクノロジーはありますか？

サトフェン：確かに、ALIENWAREとDell Gシリーズの新機種はOLED液晶を、ゲーミングではないですが、XPS 13にDolby Vision対応液晶を採用しています。ALIENWAREについては、性能だけでなくソフトウェアにも力を入れていますので、今後もゲーマーに特化したソフトウェアを完成させていきたいです。

　ALIENWAREのあらたな取り組みとしてTobiiのアイトラッキングテクノロジーを採用しました。これにより、ゲームプレー中にどこを見ているかを、プレー後にアナリティクスに入れれば、その結果をもとに練習が可能となります。これは、ALIENWARE Academyでも取り入れる予定です。

　また、昨年には「Alienware Command Center」が登場しました。ゲーマーがプレーしたいゲームのハブとなり、すべてのゲームをAlienware Command Centerで確認できます。そのほかゲーマーの役に立つシステムを多数用意していますので、ゲーマー自身で工夫して、個人に特化したマシンにすることが可能です。

　そのほか、昨年だけでもゲーミングのコミュニティーに届いてゲーマーの声を反映して、30のアップデートを実施しました。今後もソフトウェアを改善しつつ、新たなイノベーションも作っていきたいと考えています。

ーーありがとうございました。

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