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【2018年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2018年12月31日 12時00分更新

文● ドリル北村/ASCII.jp

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10月
第9世代Coreプロセッサーが販売解禁

 19日(金)22時から、Coffee Lake Refreshこと「第9世代Coreプロセッサー」の夜間販売が行なわれた。

 登場したのは、シリーズ最下位モデルの「Core i5-9600K」だ。「Core i9-9900K」や「Core i7-9700K」待ちの人が多いためか、購入者も数名とあっさりとした夜間販売になった。

 発売イベントなどもなく静かなスタートとなった第9世代Coreプロセッサーの「Core i5-9600K」

11月
「Core i9-9900K」を求め早朝から約100人が並ぶ

 インテルの最新CPU、“Coffee Lake Refresh”こと第9世代Coreプロセッサーの上位モデル「Core i9-9900K」と「Core i7-9700K」の販売が11月2日からスタートした。

 平日ながら各店の店頭には開店前から行列が出現。中でも抽選販売を予告していたTSUKUMO eX.の前には、約100名の購入希望者が集まる(購入できたのは15名)など、「Core i9-9900K」の人気ぶりがうかがえた。

TSUKUMO eX.の前に並んだ約100名の購入希望者

一瞬で完売した「Core i9-9900K」

Radeon RX 590搭載ビデオカードが登場

 AMDの新型GPU「Radeon RX 590」を搭載したビデオカードが16日から発売された。「Radeon RX 590」は、Polaris系列(第4世代GCN)のプロセスを14nm FinFETから12nm FinFETに微細化した最新GPU。基本スペックは「Radeon RX 580」をベースに、ベースクロックが1257MHz→1469MHz、ブーストクロックが1340MHz→1545MHzにアップ。それにともない消費電力も185W→225Wへと引き上げられている。

新型GPU「Radeon RX 590」を搭載したビデオカード

12月
新型Core Xシリーズが販売開始

 インテルのハイエンドデスクトップ向けCPU「Core X」シリーズ(開発コードネーム:Skylake-X Refresh)の販売がスタートした。

 新型「Core X」シリーズは、製造プロセス14nmでLGA2066プラットフォームに対応するハイエンドCPU。PCI Express3.0レーンは44レーンで、チップセットと合わせると68レーンをサポート。すべてのモデルがTDP 165Wとなるほか、TIMは放熱に有利なソルダリング仕様とされる。なお、対応チップセットは従来通りX299で、BIOSアップデートを行なえば現行マザーボードでも利用できる。

Skylake-X Refreshことハイエンドデスクトップ向けCPU「Core X」シリーズ

夜間販売だらけの
めまぐるしい1年だった

 2018年は、第2世代Ryzenや第9世代Core、GeForce RTX 20シリーズなど、新アーキテクチャーを採用する新製品が数多く発売された。それに比例して夜間販売も多く、めまぐるしい1年だったと言える。

 上半期はマイニング向けのマザーボードや電源が数多く市場に出回ったが、下半期にはそれらが投げ売りされるなど、マイニングに翻弄された年でもあった。ほかにもRGB LEDやアドレサブルRGB LEDを内蔵する発光パーツの登場が目立った。

 2019年にはインテルの10nm、AMDの7nmプロセッサーに何らかの動きがあると思われる。2019年はそれら先進的なPCパーツが登場することを期待したい。

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