今年も残すところあとわずか。2018年の自作PC業界は、マイニング需要で上半期にビデオカードが枯渇、年末近くはCPUが枯渇という、ほしい製品がなかなか買えないもどかしい年となった。そんな2018年の自作PCニュースを振り返ってみよう。
1月
インテル製プロセッサーの脆弱性問題が浮上
インテル製プロセッサーの脆弱性に関する報道が、新年早々駆け巡った。本来読めないはずのメモリー領域にあるデータが読めてしまうのが原因で、この対応パッチを当てると性能が17~23%低下するという報告があることから大きな話題になった。とはいえ、一般のユーザーの用途であれば性能低下が発生することはあまりない。
2月
新型APU“Raven Ridge”こと「Ryzen G」が発売
AMDのSocket AM4向け新型APU“Raven Ridge”こと「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 3 2200G」の販売がスタートした。恒例の深夜販売はなかったものの、初日から好調な売れ行きで、一部のモデルが完売となったショップもあった。
3月
In Winの球体型PCケース
直径約68cmという大型の透明球体アクリルシェルで構成されたIn WinのPCケース「Winbot」が発売された。価格は39万8000円(税抜)。ジサトライッペイが自腹で購入したことでも話題となった。
フロントには、カメラを装備。顔認識、自動追尾、ハンドジェスチャー認識などのインタラクティブ機能や、自動開閉&回転機能など、SFチックなギミックが満載されている。