一般的なスマホで使うなら問題なし
「変態スマホ」の場合は少々困ることも
パッケージには、ユニークな燃料タンク型のモバイルバッテリー本体と、USB/ACアダプターやパソコンから本体に受電するためのショートケーブル、本体バッテリーをキーホルダー化するためのフック、そして取説の4つが入っている。
従来モデルは、よりリアルな「燃料缶」のイメージを感じさせるゴムの蓋が付き、蓋を取り外すとmicroUSBのプラグが露出するデザインだったが、特殊な形状的に使えないスマホもその数こそ少ないが存在した。今回の第二世代は、燃料を注ぐ「ノズル」のイメージを上手く取り込んだ、洗練された新デザインに変更されている。
本体付属のスライドスイッチは充電開始用だ。スライドスイッチの下側には、LED表示装置があり、本体充電時は赤く点灯し、約2時間後の満充電時にはグリーンに点灯する。バッテリーの消費期限は約1ヵ月なので、特に使用する必要が無くても1ヵ月に1回は使用して放電し、再充電して携帯するのが基本だ。
今回、筆者はUSB Type-Cのケーブルが付属する第二世代のFuel Phone Chargerの本体カラー赤、モスグリーン、白と、microUSBタイプの赤の合計4台をDevotec社から直接購入した。もちろん、Lightningケーブル仕様のモデルもある。ほかのユーザーとのカブりを避けたいというこだわりのiPhoneユーザーなら、買っておいても損は無いだろう。
残念ながらケーブルの種類によって価格差があり、microUSBタイプは19.99ドル、USB Type-Cタイプは24.99ドル、Lightningタイプは29.99ドルとなっている。こだわりがあり、多少デザインがおもしろいというだけで、容量がたった420mAhのモバイルバッテリーに30ドル近いお金を出すユーザーがどれほど日本国内にいるかは、はなはだ疑問ではある。
ネット通販で3000円も出せば3000~10000mAhのバッテリーが手に入り、さらにおつりも期待できるだろう。しかし、Fuel Phone Chargerは他人とカブることが少ない自慢できるガジェットが欲しいと考えるユーザーだけが買えばよい商品であり、そういう位置付けの製品なのだ。
このような、価値観が異なる市場がふつうに存在するのが海外市場の裾野の広さであり、おもしろさでもある。実際の充電の仕組みは多くのモバイルバッテリーと同様だ。Fuel Phone Chargerの受電ポートは、本体の底面に一般的なmicroUSBポートが露出している。ごく一般的なUSB/AVアダプターから付属のケーブルで充電するか、ものぐさな筆者は、4台のFuel Phone Chargerを充電できる特殊な4つ又ケーブルを流用して一気に充電している。
実際の緊急時における充電スタイルはスマホの受電ポートがどの位置にあるかによって、想定外のスタイルになることもあるが、筆者が所有する「Jelly Pro」や“バナナフォン”こと「Nokia 8110 4G」のような例外を除けば、一般的に昨今のスマホは画面正面から見て下側にあるはず。Fuel Phone Chargerのケーブルを挿入してバッテリーをぶら下げて使用しながら充電できるはずだ。
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