XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第14回
SF的手のひらコントロールが可能になったXperia Touchを実機レビュー
2018年08月20日 10時00分更新
多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はポータブルプロジェクター「Xperia Touch」の新機能をレビューします。
「マイノリティ・リポート」や「アイアンマン」など最近のSF映画ではよく未来のコンピューターの操作方法として「ジェスチャーコントロール」が描かれてきました。そんな夢のジェスチャーコントロールを可能にするファームウェアアップデートが、壁やテーブルをスマートスクリーン化するスマートデバイス「Xperia Touch」へ8月1日から提供されました。今回はこのジェスチャーコントロールを試してみましょう。
Xperia TouchはAndroidを搭載したポータブル超単焦点プロジェクター。本体前面に赤外線とイメージセンサーが搭載されており、壁やテーブルに写した画面を最大10点のマルチタッチで操作可能です。
2017年11月に先行されて搭載されたのが「ポインタジェスチャー」。指先を持ち上げるとそれを認識し、画面にポインタが表示されます。そのまま上下左右に動かすとポインタを移動、指先を曲げるとタップ、指先を曲げたまま動かすとドラッグ操作が可能。複数の指を使う操作はサポートしていませんが、離れた場所からXperia Touchを操作可能なわけです。
そして、8月1日に新搭載されたのが「リモコンジェスチャー」。手のひらを開いて持ち上げると「操作パネル」が表示され、再生/停止、戻り/送り、音量調整ボタンを手のひらを握る動作でタップ可能。操作パネルのボタンは大きめなので、ポインタジェスチャーより素早く操作できます。また、指先を唇に当てるとミュートをオンオフする機能も搭載されています。
非常に未来的、かつ実用的なジェスチャーコントロールですが、利用にあたっては注意事項があります。指または手を検出できるのが距離約1~4m、角度はカメラの中心から上下約50度に限定されるのです。範囲外では反応しないのでご注意ください。
SF的なジェスチャーコントロールを壁やテーブルだけでなく、空中でも利用可能になったXperia Touchのユーザーインターフェースはなかなか新鮮です。8月24日までオンライン動画配信サービス「Hulu」の12ヵ月ぶんクーポン(1万2084円ぶん)がもらえるキャンペーンが実施されているので、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
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