2018年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2018」レポート 第8回
時を愉しむための機能を詰め込んだ個性豊かなウォッチ
カシオ、オシアナスのソーラー電波コネクテッドウォッチは江戸切子ブルー
2018年03月25日 12時00分更新
カシオ計算機はスイス バーゼル市で3月22日から開催されている世界最大規模の時計と宝飾品の見本市「バーゼルワールド2018」で、ソーラー電波コネクテッドウォッチ「OCEANUS(オシアナス)」の新モデル「OCW-S4000S」、「OCW-S4000C」を発表した。
OCW-S4000Sは世界限定150本シリアルナンバー入り、価格は23万7600円、6月発売予定。OCW-S4000Cは世界限定1500本、価格は21万6000円、6月発売予定。
日本の伝統が息づくカットガラス「江戸切子」に着想を得たサファイアベゼルは、「堀口切子」の江戸切子職人 三代秀石 堀口徹氏による監修。硬度が高く加工の難しいサファイアガラスに繊細なカッティングを施し、異なる色の蒸着を幾重にも重ねることで、深みのあるブルーを表現した。
世界限定150本のOCW-S4000Sは、ベゼルの上半分に日本の伝統的な模様で「千筋(せんすじ)」と呼ばれる細い縞模様を、ベゼルの下半分には「東京の花火」を多面加工を用いることで表している。インダイヤルには白蝶貝を配置。
世界限定1500本のOCW-S4000Cは、千筋を不規則パターンにアレンジしてベゼルの上下に配置。朝日が水面に反射する様子や東京の夜明けをイメージしているという。
スマホ連携で正確な時刻を表示
両モデルとも、Bluetooth経由でスマートフォンと連携する「Connectedエンジン」を搭載。スマホが電波を受信していれば、世界中で正確な時刻を表示する。また独自アプリにより時計の使用状況を解析し、光の受光が足りない場合は充電を促したり、磁気の影響を受けている場合は知らせるなどの機能がある。

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