見守りモードに移行する距離と
移動の検知感度の設定が重要
設定過程での重要点は、TRENEがモニタリング(見守り)モードに自動的になるためのTRENEとスマホ両者の距離の設定だ。
アプリのチュートリアルに従い、TRENEをテーブルなどの上に設置して、スマホを手に持ちながら徐々にTRENEから離れていき、距離の頃合いを見て画面上の「OK」をタップすれば自動的に設定してくれる。
続いては動き(センシビリティ:感度)の設定だ。基本的にカフェやレストランならレベル2、自分しかいない自宅などではレベル1(少しの振動でアラームが鳴る)の設定が推奨値らしい。
もちろん、カフェでも心配性の人ならレベル1の高感度値を設定することも自由だ。それと引き換えに、見守りモードに設定されたTRENEをモバイルPCの上に設置して離席した時に、誰かがテーブルにぶつかったりすると、アラームが簡単に鳴ってしまうこともあるだろう。
スマホの持ち主が再び着席してスタンバイモードになるまでアラームは鳴り続けるので、周囲の人からひんしゅくを買う可能性も高い。
動きの設定はTRENEの重要設定の1つなので、実際にTRENEを持ち上げたり揺すったりしてレベルの意味する感度のイメージを体験できる。
詳細設定を選べば、チュートリアルで設定した内容に加えて、アラート時のLEDの光り方のパターンや、視覚的な抑止力として見守りモードでのLEDの光り方なども設定できる。
アラームの止め方も3種類から選べる
何らかの理由で鳴ってしまったアラームの止め方も、スマホ接近による停止、底面電源ボタンの長押し、60秒後のアラームの自動停止の3種類から複数を選択して重複指定も可能だ。
TRENEとペアリングしたスマホが設定距離内にあれば、スタンバイモードとなり、TRENEを急に持ち上げたり揺すったりしても何も変化しない
実際のストーリーとして、たとえばカフェのテーブルでTRENEをモバイルPCの横に置いて、ペアリングしたスマホをポケットに入れて仕事をしていたユーザーが、電話着信やトイレでやむなく離席するときに、フタを閉じたモバイルPCの上にTRENEを置いて席を離れたとする。
スマホとTRENEの距離が、事前に設定した範囲を超えると、TRENEは自動的に見守りモードとなり、設定したイメージでLEDを光らせ、離籍中のユーザーの手元のスマホも「見守り中」と表示される。
この状態で、誰かがモバイルPCを持ち去ろうとしたりすると、TRENE内の加速度センサーが機能し、アラームを鳴らしてくれる。
席に戻ったユーザーは設定で指定したいずれかの方法でアラームを停止させることが可能だ。
一般的には、ペアリング中のスマホを持ったユーザーが席近くに戻ると、自動的にアラームが止まるのが自然だろう。しかし、実際には多少のタイムラグがあり、持ち主がスマホを持ってTRANEのそばに戻ってきても、アラームが鳴りやむまでには多少の時間が必要だ。

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