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T教授の「戦略的衝動買い」 第471回

プリントされた写真がスマホの中で動き出す「ライフプリント」を衝動買い!

2018年03月07日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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動画が印刷できるライフプリント

動画が印刷できるライフプリント

 2016年にKickstarterで鳴り物入りで登場し、2017年半ばから一部のユーザーに好評だった「ライフプリント」を年末に衝動買いした。

 筆者の衝動買いは、発売即衝動買いと遅延衝動買いの2パターンがあるが、今回のライフプリントは後者の遅延衝動買いの典型だ。

 おバカにも新製品の登場をまったく知らなかった場合や、知っていたけど時期的に似たジャンルのモノがかぶった場合など、遅延にはさまざまな理由があるが、今回のライフプリントはクラウドファンディングに登場した時にまったく気づかず、1年ほど経って家族が見つけて使ってみたいというので購入した商品だ。

スマホをかざすと動画が再生される 写真を印刷できる
「ライフプリント」

筆者は小型モデルのプリンターと専用印刷紙(30枚)を購入

筆者は小型モデルのプリンターと専用印刷紙(30枚)を購入

 ライフプリントという大仰なネーミングのされた商品だが、イメージ的には“生活をプリントする”“生命をプリントする”のどちらでも解釈は正しそうだ。

 商品パッケージの表面に記述されている商品のコピーはもう少し具体的で、商品イメージが少し掴める“動画をプリントしよう”というモノだ。

 筆者が2017年末に購入した時は、50×76mmの小さなフォトペーパーを使用するスモールサイズの写真プリンターのみだった。現在は、より大判の76×114 mmサイズを出力する大きなサイズのプリンターも併売されている。

 印刷専用紙サイズの拡大に比例して、新しいプリンターは外観サイズも大きくなり、通信機能もBluetoothだけではなくWi-Fiのサポートもされているようだ。しかし、プリントスピードや充電に必要な時間はプリンターサイズによる差はないようだった。

同梱物には、本体、お試し用の印刷用紙10枚、充電ケーブル、取説が入っている

同梱物には、本体、お試し用の印刷用紙10枚、充電ケーブル、取説が入っている

 パッケージの中身はいたってシンプルだ。充電池で動作するモバイルプリンターと充電ケーブル、専用印画紙(10枚)あとは4つ折りの小さな取説だ。

 “プリントされた静止画写真が動き出す”という限り、その背景にはきっといろいろな仕組みが隠されていることは誰の目にも明らかだ。

 ライフプリントではこの印刷された静止画を「Hyperphoto」(ハイパーフォト)と名付けている。直訳するなら“超越した写真”だ。

 この手の仕組みには付き物だが、ライフプリントもスマホ上でネットワークを活用する専用アプリを使用する。

2×3インチ(50×76mm)の専用印刷紙は1枚約100円の高ランニングコストだ

2×3インチ(50×76mm)の専用印刷紙は1枚約100円の高ランニングコストだ

印刷以後の写真サイズは50×76mmとこの手のプリンターでは最小グループに近い縁なし印刷(手前の3枚)

印刷以後の写真サイズは50×76mmとこの手のプリンターでは最小グループに近い縁なし印刷(手前の3枚)

 ライフプリントに限らずフォトプリント系の特徴は常に専用印刷用紙が高価なことだ。ライフプリントも例外ではなく50×76mmの小さなフォトペーパーが30枚パックで約2916円だ。1枚の静止画プリントに約100円必要なことになる。

スマホにはLifeprint Photosというアプリをダウンロードする。iOS版とAndroid版が用意されているが、筆者はAndroid版を「HUAWEI mate 10 Pro」で利用

スマホにはLifeprint Photosというアプリをダウンロードする。iOS版とAndroid版が用意されているが、筆者はAndroid版を「HUAWEI mate 10 Pro」で利用

 しかし、この1枚100円のカラー写真は、専用アプリ+スマホで見ることで動画となってより大きくダイナミックな“写真を超えた写真”表現を披露してくれる。目立ち度は抜群だ。さっそく専用アプリである「Lifeprint Photos」をダウンロード、インストールしてみよう。

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