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声優・田丸裕臣の今すぐ買いたいイケてるアイテム 第5回

新型PlayStation VRでVR初体験

2017年11月18日 15時00分更新

文● 田丸 裕臣

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新型PS VRでVR初体験
ゲームの進化を凄まじいほど実感

 今回体験させてもらった新型PS VRですが、何を隠そう、僕VR自体初めての体験だったんですよ。もちろん知ってはいたのですが、買うのは高いしVR体験施設に行ってまでっていうのはちょっと気が引けるし……ってことで、これまで体験しないまま来てしまいました。

 そこで今回新型が発売されたということを知って触らせてもらったのですが、装着してゲームをした瞬間の驚き! むしろ驚愕!

初めてVRをプレイしたときに、ポカーンと口が半開きになってしまうのは僕だけじゃないはず! 映像の中に飛び込んだかような没入感に、我を失います

 なかなかこの年になって新しい体験をして驚くということもないですが、今回は本当にバーチャルリアリティー(仮想現実)という言葉そのものの体験をし、今のゲームはここまで進化しているのか!という程のカルチャーショックを受けました!

 ではまずセッティング時の話からと思ったのですが、その前に被った時の俺のアホ体験から。PS VRは2ヵ所でフィット感の調整ができます。説明書を見れば載っているのですが、僕は最初なんとなく「ここいじればいいのかな?」くらいでやっていたので、後ろのダイヤルでしか調整していませんでした。

 結果、物凄い眼球への圧迫感! 実は目を覆う部分に当たる前方の部位もかなり移動できて、メガネをかけていても結構余裕があるくらいの調整ができるようになっていたのですが、そこはほら、センシティブというか感覚でいっちゃう僕という人間とVRへの期待感で我慢できなかった相乗効果といいますか。

 「VRってメガネかけたままできないのかー。仕方ないメガネ外してやるかー。なんかぼやけるなー。締め付けキツイなー。試練だなー」

 とか思ってたんですが、いよいよ我慢できなくなって調べてみたら、前のほうも調整できるようになってたんですよ。よかった他の人には気づかれてなくて。あ、でもこれでバレるな。ドンマイ俺。

 とまぁ、きちんと説明書を読むことの大切さを理解しつつ、VRヘッドセットの装着は快適にできました。

PS VRは前後にも調整できるので、メガネしてても余裕で装着できます

楽しくていろんなところを見ちゃうんですよ
そうするとやっぱり酔うわけです

 ここからようやく配線などのセッティングの話。パッと見はぶっちゃけ面倒くさそうに見える配線回りですが、VRヘッドセットとプロセッサーユニットをつなぐケーブルがよりスリムな一本のケーブルに集約されたなどのブラッシュアップがされたようです。

 僕は大体機械は説明書見ないで端子の形などで判別してセッティングをしてしまうのですが、配線回りがすっきりしたせいか今回もなんとなくでできてしまいました。VRヘッドセット装着のほうもそうですが説明書読めって感じですよね、すみません。(よい読者の皆さんは真似をしないでちゃんと説明書見てきちんとセッティングして下さいね!)

 セッティングの際に、ポジショントラッキング(位置追跡)用の「PlayStation Camera」をテレビにつけて自分の位置と視点をゲーム機側に認識させるのですが、そのことにより自分が右を向けば右の景色、左を向けば左の景色と本当に360度の景色が広がります!

 自分の部屋にいながら、視界いっぱいのバーチャルでキレイな景色、まるでアニメのソードアートオンラインの世界に入り込んでしまったかのような気分になってきます。

目の前にある建造物や人物に思わず触れてみたくなります。触れないのはわかっていながらも、ついつい手が延びてしまうのです

 右を見て、左を見て、上を見て下を見て、さらに後ろを見て……全方位の景色を堪能していると、どうなるかわかりますか皆さん?

 そうです、酔うんです。情けないことに、プレイして10数分の間にVR酔いをしてプレイ続行不可能になってしまいました。「自分こんなに3D耐性なかったかなー。通常画面での3Dゲームはわりと平気なんだけど」と思っていたら、最初は酔う人もいるらしいです。

 初めてVRを体験する時は、珍しさもありキョロキョロといろいろなところを見てしまうので酔う人がいると、SIEのお姉さんが優しくフォローして下さいました。俺だけじゃなくてよかった。

 そういえば初めて普通の画面でFPSをプレイしたときも酔ったかも。やっぱり人間“慣れ”って必要なんですね。

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