筐体はよりずっしり、質感が向上
Hugo2は、そんなHugoの後継機種だ。本体サイズは幅130×奥行き100×高さ22mm、重量約450g。従来機は幅132×奥行き97×高さ23mm、重量332gだったので、大きさは同程度、ただし重量が120g近く増えたことになる。
手にするとかなりずっしりとくる印象だ。重量の増加は「持ち運び」という点では不利に感じるかもしれないが、オーディオ的にはデメリットばかりではない。筺体はアルミブロックを削り出したもので、ひとことで言うと高級感がある。
再生情報(再生中のフォーマットや音量など)の表現を兼ねたLED、基板の一部をのぞける小窓、そして大きめのシリコン製ボリュームといった要素は共通だ。しかしHugo2では電源、入力ソース、フィルター、クロスフィード(X-PHD)などを切り替えるためのボタンが4つ追加された。これらはMojoと同様、ビー玉のような質感になっている。ほかに、へこんでいたボリューム付近が今回からふくらんでいる。リモコンの受光部も追加されていたりといった違いもある。
再生中のソースや選択しているフィルター、そして音量などはすべてLEDの色で示される。そのため初めて触ると何がなんだか分かりにくい面もあるのだが、Chordらしい外観を演出する要素であるため、ここは寛容でありたい。
ちなみに左側面にはネジ穴が二つ空いている。まだ非公式だが、発表会のときにChordが漏らした情報によると、どうやらここにアタッチメントを追加する計画があるようだ。Mojo用の拡張アタッチメント「Poly」のようなものをイメージすると分かりやすい。

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