このページの本文へ

いま聴きたいオーディオ! 最新ポータブル&ハイエンド事情を知る 第9回

予算があるなら間違いなく買い!! Hugo2は現行USB DACの最適解のひとつだ (2/3)

2017年04月27日 13時00分更新

文● きゅう 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

筐体はよりずっしり、質感が向上

 Hugo2は、そんなHugoの後継機種だ。本体サイズは幅130×奥行き100×高さ22mm、重量約450g。従来機は幅132×奥行き97×高さ23mm、重量332gだったので、大きさは同程度、ただし重量が120g近く増えたことになる。

より重厚な雰囲気を持ったHugo2

 手にするとかなりずっしりとくる印象だ。重量の増加は「持ち運び」という点では不利に感じるかもしれないが、オーディオ的にはデメリットばかりではない。筺体はアルミブロックを削り出したもので、ひとことで言うと高級感がある。

ビー玉の様なボタンが並んでいる

 再生情報(再生中のフォーマットや音量など)の表現を兼ねたLED、基板の一部をのぞける小窓、そして大きめのシリコン製ボリュームといった要素は共通だ。しかしHugo2では電源、入力ソース、フィルター、クロスフィード(X-PHD)などを切り替えるためのボタンが4つ追加された。これらはMojoと同様、ビー玉のような質感になっている。ほかに、へこんでいたボリューム付近が今回からふくらんでいる。リモコンの受光部も追加されていたりといった違いもある。

中央の小窓から内蔵するFPGAのAtrix-7をチラ見せ。DESIGNED BY ROBERT WATTSの文字も。

 再生中のソースや選択しているフィルター、そして音量などはすべてLEDの色で示される。そのため初めて触ると何がなんだか分かりにくい面もあるのだが、Chordらしい外観を演出する要素であるため、ここは寛容でありたい。

左側面、若干区別しにくいが右側は充電専用のMicro-USB端子、左側が再生用のMicro-USB端子

右側面、ヘッドフォン端子は2系統、ほかにアナログLINE出力、同軸および光デジタル入力がある

 ちなみに左側面にはネジ穴が二つ空いている。まだ非公式だが、発表会のときにChordが漏らした情報によると、どうやらここにアタッチメントを追加する計画があるようだ。Mojo用の拡張アタッチメント「Poly」のようなものをイメージすると分かりやすい。

カテゴリートップへ

この連載の記事

秋の「鉄板ヘッドフォン」購入ガイド

ピックアップ