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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第67回

沖縄の国際通りで米軍払い下げのRFIDタグをゲットしました

2017年03月12日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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完全なジャンクも買いました

 RFタグと同じ棚でもうひとつ、航空機のコックピットパネルの一部を見つけました。スイッチもなにも付いていないパネルで、これまたなんの役にも立ちゃしませんが、値札を見たら1000円もしません。財布の紐が緩んでるときに数百円の物なんてタダも同然。使い道はあとで考えるとして、とにかく買いです。

 旅行から帰ったあと冷静に考えてみて、前に買ったコックピット時計の横に立てかけておくのがいいかなと思ったんですが、裏にコルクでも貼り付けてコースターにしてもいいかもしれません。今度やってみよう。

 裏側には毎度おなじみのNSN(National Stock Number――軍の物品管理番号)とMFR(製造メーカーコード)があったので調べてみたところ、米海軍のヘリコプターLAMPS MARK III――SH-60Bシーホークのパネルで、メーカーはテキサスにあるCONTROL PRODUCTS CORPORATINという会社でした。エンジン関連のスイッチパネルのようです。

SH-60Bシーホークのパネルでした

裏にはNSNなどの記載と何やら配線パターンのようなものが

 そしてもうひとつ店内に気になった物が。最初の写真でもチラリと写っていましたが、窓際の棚の上にあったでっかい袋です。見覚えのあるこのカタチ。偽装網に違いありません。

 手をのばしてできるだけ上から写真を撮り、収納袋に書かれた文字を見てみると、CAMOUFLAGE SCREENING SYSTEMと書かれているのが見えました。間違いありません。正式名称「CAMOUFLAGE SCREENING SYSTEM WOODLAND (CLASS1)RADAR SCATTERING (TYPE IV)」。偽装網です!

 偽装網というのはクルマやテント、兵器類などに被せたり人が纏ったりして敵から発見されにくくするためのカモフラージュ用ネットで、このセットの偽装網にはさらにレーダー波を散乱させて電波的にも見えにくくする機能もあります。ちょっと近未来的な感じですよね。迷彩柄の大小2枚のネットがセットになっていて、大きい方は六角形で10×8.5mぐらい、小さい菱形の方でも対角線が5×8.5mぐらいというビックリビッグサイズです。

 六角形の一辺と菱形の一辺は同じ長さなので大小くっつけて使うことも可能。さらに2セット以上使えば大きな六角形になり、5セットでは25mもの長さになって、たとえば全長10mある架橋戦車なども隠すことができるという素敵システムです。

 ハンヴィーは長さ5m、幅2.3mほどなので六角形1枚で十分カバーできるのですが、ボディーカバーのようにそのまま被せるとクルマの形が丸わかりになってしまいます。そのため通常はポールを立ててドーム状にして使うのですが、そうなるとさすがに1枚では無理。マニュアルでは2セット使うと規定されています。

棚の上にあった擬装網。ほしい……

 この偽装網、以前から欲しくてたまらないアイテムのひとつだったので即買いしたいところですが、持ち帰るには難点が。ものすごく重いのです。外袋には48 LBS AVERAGEの文字が入っていて、これはつまり48ポンド、約22kgあるということ。しかも前述のとおり、正式な形で使おうと思ったら2セット必要です。もうひとつ在庫があったとしても、それはもう全然ムリ。だいたいTWO SOLDIER CARRYって書いてあるのは、重いから兵士2人で運べってことじゃないかなと。屈強な米兵2人で運ぶ物をひ弱なワタシが運べる訳もなく、泣く泣く断念です。

 というわけで擬装網は諦めましたが、財布の紐はまだ締まっていません。持ち帰れそうな物を探して物色再開です。続きは次回の講釈で!

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