このページの本文へ

くわしくおしえて確定申告 第24回

家族の分も申告したい

確定申告、医療費控除の対象者って誰?

2017年02月07日 09時00分更新

文● 山口/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 確定申告にまつわる話でよく聞く「医療費控除」。自分の通院費や薬代だけじゃなくて、家族の分も申告していいのでしょうか? そして、控除額はどうやって計算すればいいのだろうか? くわしくおしえて!

『医療費控除とは、自分、生計を一にする配偶者や
親族のために支払った医療費なら受けられる所得控除』

 その年の1月1日から12月31日までの間に、自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。

 医療費控除額の計算は以下の通りです!

・総所得金額200万円以上の人
1年間の医療費(支払った医療費-保険金などで補てんされる金額)-10万円

・総所得金額200万円未満の人
1年間の医療費(支払った医療費-保険金などで補てんされる金額)-総所得金額×5%

 医療費控除を受けるためには、医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を所轄税務署長に対して提出する必要があります。医療費の支出を証明する書類、例えば領収書などについては、確定申告書に添付するか、確定申告書を提出する際に提示してください。

 また、給与所得のある方は、このほかに給与所得の源泉徴収票(原本)も添付しないといけません。

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所

MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ