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Z270マザーどれを買う? 各メーカーの特徴を比較 第3回

LEDとサウンド、Thunderbolt 3にこだわるGIGABYTEのZ270マザー

2017年01月28日 12時00分更新

文● 鈴木雅暢 編集●北村/ASCII.jp

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ゴージャスな光の演出とワンランク上のサウンドが楽しめる
ハイエンド「GA-Z270X-Gaming 7」

「GA-Z270X-Gaming 7」。実売価格は約3万6000円

 GA-Z270X-Gaming 7は、GIGABYTEが新たに展開するAORUSシリーズのハイエンドゲーミングマザーだ。日本市場に投入されている同社のZ270マザーの中では、GA-Z270X-Gaming 9に続く、ナンバーツーモデルである。

 同社がAORUSで目指したのは「ベストなゲーミングマザーボード」。ゲーミング体験を高める要素として「見た目の美しさ」「パフォーマンス」「音と映像の再現性」「独自性」を挙げ、これらにフォーカスした内容を盛り込んでいる。

 AORUSシリーズのモデルは、新デザインのプラスチックアーマーを装備する。装飾効果、ブランドアピールのほか、ホコリ防止、構造強化といった効果をうたっている。

「ベストなゲーミングマザーボード」を目指したというAORUSシリーズのコンセプト

AORUSシリーズは新しいアーマーデザインを採用する

 AORUSシリーズの最大の特徴といえるのが、インパクト抜群のRGB LEDエフェクト機能「RGB FUSION」だ。IOカバー、オーディオカバー、VRM、PCI Expressスロット、メモリーソケット、チップセットヒートシンクなど、マザーボードのいたるところにRGB LEDを実装しており、派手に発光できる。

 ボード右端には「Accent LED Overlay」と呼ばれるオーバーレイクリアパーツを装備しており、独特のパターンを印象的に浮かび上がらせる。着脱ができるため、3Dプリンターなどで自作したパーツを取り付けてカスタマイズすることも可能だ。

 LEDリボンは、通常のRGB(レッド、グリーン、ブルー)リボンだけでなく、W(ホワイト)を加えたWRGBリボンの接続にも対応する。

RGB FUSIONでは、ゾーンごとに異なるルールで発光できる。8ゾーンはGaming 9の場合で、Gaming 7では3ゾーンとなる

ボード右端には「Accent LED Overlay」と呼ばれるオーバーレイクリアパーツを装備。独特のパターンを印象的に浮かび上がらせる

LEDリボンは、RGB(レッド、グリーン、ブルー)にW(ホワイト)を加えたWRGBリボンの接続にも対応する

 GIGABYTEは、いちはやくゲーミング体験の要素としてサウンド機能を重視し、オンボードサウンドの高音質化に取り組んできた歴史をもつが、今世代でもサウンドへのこだわりは健在だ。

 CreativeのサウンドDSP「Core 3D」を実装し、「Creative SoundBlaster Recon 3Di」に対応。オペアンプとしてBurrBrown製のOPA2134を搭載する。オペアンプを交換し、自分好みにカスタマイズすることも可能となっている。

 また、電力回路を独立して用意し、USBバスパワーデバイスへ電圧降下なくノイズの少ない電力を供給する「USB DAC UP2」も搭載する。ケーブル超が長く、信号が減衰しやすいゲーミングデバイス、VR用ヘッドマウントディスプレーなどの接続にも適している。

CreativeのサウンドDSP「Core 3D」を実装し、「Creative SoundBlaster Recon 3Di」に対応。最上位のGaming 9ではさらに高音質な「Creative SoundBlaster Recon ZxRi」に対応する

オペアンプとしてBurrBrown製のOPA2134を搭載する。Gaming 9ではリア2つと、フロント用と合計3基のオペアンプを搭載する

電圧低下なくノイズの少ない電流を供給する「USB DAC-UP2」。電圧降下を見越した昇圧の度合いを調整する機能も追加されている

 このほか、ストレージは、Optane Memory対応のM.2ソケットを2基、U.2ポートを搭載し、最大3基のPCI Express SSDを使ったRAIDも可能だ。

 背面には同社が積極的に導入を進めるThunderbolt 3ポートを装備する。有線LAN機能は、Qualcomm AtherosのKiller E2500と、CPU占有率が低いIntel I219Vをデュアルで搭載する。

 インパクト抜群のRGB LED機能にこだわりのサウンド機能を搭載。基本機能も充実し、これぞハイエンドといえる豪華なマザーボードに仕上がっている。

「GA-Z270X-Gaming 7」スペック表
フォームファクター ATX
チップセット Intel Z270 Express
メモリー DDR4-4133(OC)対応×4
拡張スロット PCI Express (Gen3) x16×3、PCI Express (Gen3) x1×3
ストレージ M.2×2 (PCI Express Gen3 x4/Serial ATA 6Gb/s)、U.2×1 (PCI Express Gen3 x4)、SATA Express×3、SATA 6Gb/s×6
インターフェース Thunderbolt 3/USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.0×9(背面5、ヘッダピン4)、USB 2.0×4(ヘッダピン4)、DisplayPort 1.2×1、HDMI×1、PS/2×1
ネットワーク Intel「I219-V」、Qualcomm Atheros「Killer E2500」
サウンド 7.1ch HD Audio(Creative Sound Core 3D)「SoundBlaster Recon3Di」

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