BF1で中~やや重めのゲームでの傾向が見えてきたので、似た重さのゲームではどうなのか検証してみよう。まずは超人気作「Overwatch」を使用する。
画質はプリセットの“エピック”、さらにレンダー・スケールを100%、テクスチャー品質を“高”(この2設定はGPUにより初期設定値が変わるため)に設定した。マップ“King's Low”でのカスタムゲーム中におけるフレームレートを「Fraps」で計測した。
乱戦になることの多いテストであるためか、最低fpsはBF1よりも辛い結果になっているが、平均fpsの傾向はBF1とほぼ同じ。GTX 750TiでもなんとかフルHDならエピック画質プレーは可能だが、GTX 1050ならほぼ1.6倍のフレームレートが出せるという点まで似ているから驚きだ。
今回は解像度を3通りで試してみたが、最高品質を目指すなら解像度の上限はフルHDまで、解像度を上げるには画質の犠牲が必須というエントリーミドルの宿命というべきパフォーマンス推移もみてとれる。
最後にOpenGL版「DOOM」で検証する。画質はプリセット“ウルトラ”に異方性フィルタリング16xを追加している。キャンペーンマップ「ファウンドリー」移動時におけるフレームレートを「Fraps」で計測した。
BF1やOverWatchよりもフレームレートが高めに出た。GTX 1050Tiなら余裕どころか、WQHDでのプレーも見えてくる程度、GTX 1050でも平均60fpsに近い性能が出ている。
ただこのゲームの場合、GTX 750Tiもそこそこのフレームレートを出しているため、GTX 1050のアドバンテージは相対的に低くなってしまっている。
今回は締め切りの関係から旧機種との比較はできなかったが、今回入手したGTX 1050/1050Tiカード3枚が「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式ベンチでどの程度のスコアーを出せるかもチェックしてみた。画質は“最高品質”、解像度はフルHDとWQHDのみで計測している。
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