次に気になったのが、発表されたばかりのVR用ガンコントローラー「PS VR Aim Controller」を使った発売未定のFPS「Farpoint(仮)」の試遊。砂と岩だらけの惑星で、次々とクリーチャーに襲われるのを撃退していく。蜘蛛型のクリーチャーが、地面を這って来る様は、バーチャルと思っていても(苦手なので)生理的な嫌悪感すら感じた。
ガンコンの前面にあるグリップにあたる部分のアナログスティック(その下には十字キーも備える)で移動、グリップのボタンでグレネードを発射できた。もちろん、マシンガンの銃弾はトリガーで発射する。リロードはオートだったが、トリガーの裏手側にある最も背面の部分に、円を描くように〇、×、△、□とおなじみの4つのボタン、アナログスティックを有するため、ゲームによってはボタンを押してのリロードなども行なえそうだ。とにかく、DUALSHOCKコントローラーがなくても、ゲームの基本的な操作はすべて行なえるようになっており、FPSでは銃を撃つという体験の臨場感が増す仕様だ。
銃を撃ったときには振動するようなことはなかったので、そこが少し残念。銃の反動が手に伝わるような形だとなお良かったが、銃を撃って敵を倒す感じは、一般的なコントローラーにはない楽しさを覚える。FPS好きなら、購入を検討する余地アリだ。
©Sony Interactive Entertainment America LLC
レーシングコントローラーでよりリアルなレース体験を実感
発売未定のレーシングゲーム「DRIVECLUB VR」は、レーシングコントローラーとセットで体験。コクピット視点でのリアルなレース体験は、3D Spatialオーディオが実現する音響で、より臨場感あふれるものになる。また、各マシンをさまざまなアングルでVR鑑賞できるモードも搭載する。
使用されていたのは、先日発表となったHORIが10月に発売するステアリング型コントローラー「Racing Wheel Apex for PlayStation®4/PlayStation®3/PC」(1万4018円)。ハンドルを備えたステアリングユニットは、クランプで机を挟み込み、結構しっかりと固定することも可能。クランプ部はゴム足が付いているため、机が傷つく心配も少ない。振動機能も備え、砂利道を走る際は、車に伝わる細かい振動がハンドル側にも伝わってくるのが良かった。ハンドルは割と小型だが、グリップもしっかりしており、小回りが利く分、疲れづらい印象があった。フットペダルも付属しながら、4万円以上するレーシングコントローラーよりに近い操作感と、コンパクトさは魅力だ。
©Sony Computer Entertainment Europe.
この連載の記事
-
第31回
デジタル
PCゲーム&VRするならG-Tune! TGS 2016出展ブースが選んだ爆速PC -
第30回
ゲーム
日活のゲームレーベル第2弾は、3DS用王道ホラー「Freak Out -Play Tag- (仮題)」 -
第29回
デジタル
東京ゲームショウ2016を縁の下で支えたGALLERIA PC -
第28回
ゲーム
「WoT Blitz」「WoWS」ウォーゲーミング開発首脳陣インタビュー -
第27回
ゲーム
ウォーゲーミング「ハイスクール・フリート」「終末のイゼッタ」ステージレポ -
第26回
VR
東京ゲームショウで見つけたVRハード&ソフト体験をまとめてレビュー -
第25回
ゲーム
ゲームヒロインが現実に!「東京ゲームショウ2016」コスプレコレクション -
第25回
ゲーム
メンバー変更のDeToNatorが見事優勝! TGS2016でAVAオフライン大会開催 -
第24回
VR
厚さ16mm・88g! 超小型VRHMDはPC&専用端末と接続で外でもVRが楽しめる -
第23回
VR
視線で照準する未来感ヤバし!「FOVE」は送料を抑え7万円台で今冬登場 - この連載の一覧へ