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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」第20回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 8月29日~9月11日分

職場の「席替え」だけで生産性13%向上、出張不正の実態、ほか

2016年09月13日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてざっくりお伝えしています。

■[生活]ポケモンGOプレイヤー、課金経験率は16.6%(9/6、MMD研究所)
・ポケモンGOを「プレイしている」は24.2%、「プレイしていた(プレイをやめた)」13.5%
・プレイ経験者のうち、課金アイテム購入の経験者は16.6%
・プレイをやめた理由、1位は「バッテリーがなくなるから」42.0%

 15~69歳の国内男女2190人を対象として、8月19~26日にインターネットで実施された調査。プレイ経験者の評価は10点満点で「平均5.6点」とのこと。ナイアンティックが、今後のアップデートを通じてどうゲーム性を強化していくのかが見どころ。

ポケモンGOをプレイしなくなった理由(複数回答、プレイ経験者に占める割合)

■[ビジネス]企業の出張不正チェックは形骸化している(9/1、コンカー)
・これまでに「出張に関する違反や不正が発生(発覚)した」企業は51%
・「出張プロセスの厳格化」「出張プロセスの簡素化」の両方が必要
・費用適正化のために「海外出張費用の可視化」が必要と感じるのは85%

 日本CFO協会の会員を中心とした日本企業の財務幹部(287名)に対する調査。規定違反のチェックが「不十分」だとする回答者は41%に上り、63%が「出張プロセスの厳格化」を求める。しかしその一方で、83%が「出張プロセスの簡素化」を必要だと考えており、単にチェック手順や人数を増やす対策では意味をなさない。

「過去に出張における違反・不正が発生しましたか?」(出典:コンカー)

■[市場]国内モバイルコンテンツ管理市場、20%以上の高成長(8/30、アイ・ティ・アール)
・2015年度の同市場は10億1,000万円、前年度比21.7%増の高成長
・2016年度も20.8%増、2015~2020年の年平均成長率は12.3%と高い伸びを予測
・特にSaaS型(サービス提供型)が急速に伸びており、2015年度は27.3%増

 業務文書データや電子コンテンツをスマートデバイス向けに最適化して配信/共有/管理するシステム。国内市場はまだ規模が小さいものの、認知度は徐々に高まっており、今後の成長が期待できるとしている。

モバイルコンテンツ管理市場規模推移および予測(出典:アイ・ティ・アール)

■[ビジネス]仕事の生産性やパフォーマンスは「職場の席替え」で向上する(9/1、コーナーストーンオンデマンドジャパン)
・職場における座席の最適配置を行うと、企業全体のパフォーマンスは15%向上
・従業員を働き方によって3タイプに分類、座席の組み合わせを検証
・「量を重視」型と「質を重視」型を近くに、また「平均」型どうしを近くに配置するのが最適と結論

 同社とハーバードビジネススクールによる共同研究、米国/欧州の大手テクノロジー企業で働く2000人を対象に調査。正反対の「量を重視する社員」と「質を重視する社員」を組み合わせることで、相互に弱みを補い合える業務環境となり、生産性は13%、協働効果は17%向上したという。同社は「最も早く、かつコストをかけずに組織のパフォーマンスを向上させる方法」として席替えを推奨。

従業員を働き方の異なる3タイプに分け、座席配置を組み合わせることで生産性向上効果が生まれたという(出典:コーナーストーンオンデマンドジャパン)

■[セキュリティ]サイバーセキュリティ人材、企業も国家も不足が明白に(9/6、インテル セキュリティ)
・IT責任者の82%が「サイバーセキュリティ人材が不足している」と回答
・71%は、人材不足により「直接的、かつ大きな損害」が発生していると回答
・「政府はセキュリティ人材育成に十分な投資を行っていない」は76%

 日本を含む世界8カ国で、従業員500名以上の民間企業/国家組織のサイバーセキュリティに携わるIT責任者(750名)を調査。調査国中、日本は最も「組織幹部がサイバーセキュリティのスキルを重視していない」という結果も明らかになっている。

「サイバーセキュリティ人材の不足により、あなたの組織は悪い影響を受けましたか?」(出典:インテル セキュリティ)

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