気になる箇所を指定して巡回監視が可能
スマートフォンは便利だが、サイズがコンパクトで、出先から自宅のEvaに対して細かな指示を指先で与えにくいという弱点がある。
しかし、Evaの巡回監視するポイントを複数箇所、事前にプリセットしておける「プリセット・コントロール」機能がなかなか便利で、遠隔のスマホからのコントロール機能を大きく向上させている。
筆者は、Evaがフォーカスする部分を、(1)出窓付近、(2)リビングルーム全体、(3)ワードローブ側、(4)すぐ近くの床 の4ヵ所を事前にセットしておき、Evaのパンチル機能を使った巡回撮影パトロールを設定した。巡回できるのは最大4ヵ所だが、一般的な家庭の部屋であればこれで十分だろう。
離れた子供部屋の室内なら、まず、子供のベッド全体、エアコンの状況、電灯の状況、床の状況など、スマホ画面上のアイコン1回のタップで、指定した4ヵ所を巡回撮影しながらライブ映像を遠隔のスマホから見ることができるので親御さんは安心だ。
Evaの巡回撮影スピードも1~3の三段階で、3を選択することで、指定したプリセットポイント間をハイスピードで移動できる。
屋内用だが屋外撮影にも挑戦してみた
ナイトビジョン(赤外線撮影)機能を搭載しているEvaは、部屋中の電気がほとんど消えていても、モノクロ表示ではあるが、かなりディテールの鮮明なライブ映像をどこにいても手元のスマホで見ることができる。
実際に、筆者が自室から真っ暗なリビングルームを覗きながらEvaをパンチルさせてぐるぐる首振り操作をしていたら、パンチル音を不審に思った我が家のわんこが、覗きにリビングルームに入ってきたところを発見した。
もちろんナイトビジョン機能は室内以外の屋外の撮影にも極めて有効だ。360度のパンチル動作が可能なので、Evaを窓際に設置すれば室内と室外の両方をいつでも自由にモニターすることもできる。
残念ながら筆者宅では出窓のスペースにEvaを設置すると、室内撮影は問題ないが、その高さと位置では室外は転落防止用の安全柵が撮影の邪魔になってしまう。
もし我が家で室内と室外をEvaで同時に撮影監視しようとするなら、少し高さのある台を利用することになりそうだ。
今回は実際にそのような環境になるようにゲーム機の外箱を出窓の奥に設置して、その上にEvaを仮置きしてテストをしてみた。
なお、基本的にEvaはあくまで室内専用カメラであり、以前のSpotCam-HD-Proのように防水対応機ではない。
そのため、屋外を撮影する場合でも、Eva本体は室内の適当な場所に置き、窓ガラスの内側から屋外の様子を撮影することになる。
稼働時間が昼間でよく磨かれたガラス窓の場合ならまったく問題はないが、夜間で屋外が暗い場合は赤外線ライトが点灯し、その光が窓ガラスに反射し、屋外の様子が鮮明に撮影できないということが起こる場合がある。
また、夜間ではなくても、極めて暗い曇天の場合など、ナイトビジョンの機能を「自動」や「起動」に設定していた場合には、Evaが夜間と勘違いして夜間の撮影結果のようにモノクロ映像で表示することがあるが、ナイトビジョンの設定を「停止」にすることで、問題なく見た通りの曇天のカラーイメージで映像が表示される。
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