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T教授の「戦略的衝動買い」 第394回

パンチル機能付きのかわいいウェブカメラ「SpotCam Eva」を衝動買い!

2016年08月31日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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気になる箇所を指定して巡回監視が可能

小さなスマホ画面で操作するのに便利な「プリセット・コントロール」による指定ポイント巡回撮影機能。中央に並んだ4つのアイコンの右端をタップすれば、事前に巡回設定した撮影ポイントをEvaがパンチルしてすべてを見せてくれる

小さなスマホ画面で操作するのに便利な「プリセット・コントロール」による指定ポイント巡回撮影機能。中央に並んだ4つのアイコンの右端をタップすれば、事前に巡回設定した撮影ポイントをEvaがパンチルしてすべてを見せてくれる

 スマートフォンは便利だが、サイズがコンパクトで、出先から自宅のEvaに対して細かな指示を指先で与えにくいという弱点がある。

 しかし、Evaの巡回監視するポイントを複数箇所、事前にプリセットしておける「プリセット・コントロール」機能がなかなか便利で、遠隔のスマホからのコントロール機能を大きく向上させている。

中央に4つ並んだアイコンの左端をタップすれば、Evaは360度の周囲を自動で回転して見せてくれる

中央に4つ並んだアイコンの左端をタップすれば、Evaは360度の周囲を自動で回転して見せてくれる

中央に4つ並んだアイコンの、左から2つ目の“家”のアイコンをタップすれば、Evaは最初に決めたホーム位置で停止する。一番見たい画面に設定しておけば便利だ

中央に4つ並んだアイコンの、左から2つ目の“家”のアイコンをタップすれば、Evaは最初に決めたホーム位置で停止する。一番見たい画面に設定しておけば便利だ

スマホでLIVE映像を見ている時に、Evaの動きを停止したい時には、中央に4つ並んだアイコンの右から2個目のポーズ(休止)アイコンをタップすれば止まる

スマホでLIVE映像を見ている時に、Evaの動きを停止したい時には、中央に4つ並んだアイコンの右から2個目のポーズ(休止)アイコンをタップすれば止まる

 筆者は、Evaがフォーカスする部分を、(1)出窓付近、(2)リビングルーム全体、(3)ワードローブ側、(4)すぐ近くの床 の4ヵ所を事前にセットしておき、Evaのパンチル機能を使った巡回撮影パトロールを設定した。巡回できるのは最大4ヵ所だが、一般的な家庭の部屋であればこれで十分だろう。

 離れた子供部屋の室内なら、まず、子供のベッド全体、エアコンの状況、電灯の状況、床の状況など、スマホ画面上のアイコン1回のタップで、指定した4ヵ所を巡回撮影しながらライブ映像を遠隔のスマホから見ることができるので親御さんは安心だ。

丸型メーターのサイドバーを1~3に切り替えることでプリセットポイント間の移動スピードをコントロールできる。急いでみたい時は「3」、じっくり見たい時は「1」

丸型メーターのサイドバーを1~3に切り替えることでプリセットポイント間の移動スピードをコントロールできる。急いでみたい時は「3」、じっくり見たい時は「1」

 Evaの巡回撮影スピードも1~3の三段階で、3を選択することで、指定したプリセットポイント間をハイスピードで移動できる。

屋内用だが屋外撮影にも挑戦してみた

真っ暗な室内でも18個の赤外線LEDのお陰でハッキリと観ることができる

真っ暗な室内でも18個の赤外線LEDのお陰でハッキリと観ることができる

Evaは夜間でも赤外線LEDのナイトビジョン機能で鮮明に見える

Evaは夜間でも赤外線LEDのナイトビジョン機能で鮮明に見える

 ナイトビジョン(赤外線撮影)機能を搭載しているEvaは、部屋中の電気がほとんど消えていても、モノクロ表示ではあるが、かなりディテールの鮮明なライブ映像をどこにいても手元のスマホで見ることができる。

小さなEvaのパンチルの動作音もワンコには騒音に聞こえるのか、別の部屋からワンコが偵察にリビングに入ってきた

小さなEvaのパンチルの動作音もワンコには騒音に聞こえるのか、別の部屋からワンコが偵察にリビングに入ってきた

 実際に、筆者が自室から真っ暗なリビングルームを覗きながらEvaをパンチルさせてぐるぐる首振り操作をしていたら、パンチル音を不審に思った我が家のわんこが、覗きにリビングルームに入ってきたところを発見した。

 もちろんナイトビジョン機能は室内以外の屋外の撮影にも極めて有効だ。360度のパンチル動作が可能なので、Evaを窓際に設置すれば室内と室外の両方をいつでも自由にモニターすることもできる。

 残念ながら筆者宅では出窓のスペースにEvaを設置すると、室内撮影は問題ないが、その高さと位置では室外は転落防止用の安全柵が撮影の邪魔になってしまう。

 もし我が家で室内と室外をEvaで同時に撮影監視しようとするなら、少し高さのある台を利用することになりそうだ。

Evaが室外を撮影する時は、窓ガラスのない状態が理想ではあるが、夜間のナイトビジョン撮影以外では窓ガラスはそれほど障害にならないので室内外をモニターしたいユーザーにもおすすめだ

Evaが室外を撮影する時は、窓ガラスのない状態が理想ではあるが、夜間のナイトビジョン撮影以外では窓ガラスはそれほど障害にならないので室内外をモニターしたいユーザーにもおすすめだ

 今回は実際にそのような環境になるようにゲーム機の外箱を出窓の奥に設置して、その上にEvaを仮置きしてテストをしてみた。

 なお、基本的にEvaはあくまで室内専用カメラであり、以前のSpotCam-HD-Proのように防水対応機ではない。

 そのため、屋外を撮影する場合でも、Eva本体は室内の適当な場所に置き、窓ガラスの内側から屋外の様子を撮影することになる。

 稼働時間が昼間でよく磨かれたガラス窓の場合ならまったく問題はないが、夜間で屋外が暗い場合は赤外線ライトが点灯し、その光が窓ガラスに反射し、屋外の様子が鮮明に撮影できないということが起こる場合がある。

ナイトビジョン機能を「自動」や「起動」に設定していると、強い曇天の日には夜間だと勘違いしてモノクロ表示になる時がある

ナイトビジョン機能を「自動」や「起動」に設定していると、強い曇天の日には夜間だと勘違いしてモノクロ表示になる時がある

ナイトビジョン機能を選択して、「停止」を選択することで万事解決する

ナイトビジョン機能を選択して、「停止」を選択することで万事解決する

晴れた日ではないのでスッキリはしないが、曇天の日、独特の重いカラーで写実的に撮影されている(晴れた日の屋外のイメージはSpotCam-HD-Proの記事を参照)

晴れた日ではないのでスッキリはしないが、曇天の日、独特の重いカラーで写実的に撮影されている(晴れた日の屋外のイメージはSpotCam-HD-Proの記事を参照)

 また、夜間ではなくても、極めて暗い曇天の場合など、ナイトビジョンの機能を「自動」や「起動」に設定していた場合には、Evaが夜間と勘違いして夜間の撮影結果のようにモノクロ映像で表示することがあるが、ナイトビジョンの設定を「停止」にすることで、問題なく見た通りの曇天のカラーイメージで映像が表示される。

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