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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第41回

あの米軍車両「ハンヴィー」に穴を開けてみました

2016年08月29日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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いよいよハンヴィーに穴を開けます

 KT.ARTSさんに到着すると参加する方々が集まっていました。プラモ作りもそうなのですが、みんなで集まってワイワイ言いながらなにかを作るのが大好きです。お互いに手伝ったり黙々と作ってみたり、手を休めて人の作業を見学したり趣味や業界の濃い話をうかがったり。

 なにか大きな物を共同で作るのも好きだし、それぞれが自分のやりたいことをやっているというのも好きです。このときは後者のスタイル。それぞれが車やバイクをいじったりします。

 早速作業に入ります。まずは穴を開ける場所へのマーキング。取り付ける金具をゲージにして、穴の中央にマーカーでグリグリと印をつけます。続いてセンターポンチ。マークした場所に当て、ハンマーでひっぱたくことでヘコみを付ける道具です。

 穴を開けたいところの中心にヘコみを作ることで、ドリルの刃のガイドとなり、刃がズレてしまうのを防ぎます。

 これから穴を開けるとはいえ、自分の車に自ら傷をつけるというのは結構勇気がいります。一発ひっぱたいたらもう平気になりましたが、一発目はちょっと躊躇してしまいました。

マーカーで穴の位置をマーク

センターポンチで穴の中心にヘコみを作ります

 固定に使うボルトはインチサイズで、径はたぶん5/16。ミリに直すと7.8ミリぐらいです。ドリルの刃はミリサイズだし大きめでいいので、8ミリの穴を開けることにしました。ただ、8ミリというのは結構太くて、いきなりその大きさの穴を開けようとするとブレたりするので、まずは6.5ミリで穴を開けて、それを8ミリに広げます。

 センターポンチでさえ躊躇したので、穴を開けるのもまた勇気がいる行動です。でも、ビビって押し付け方が弱かったりするとかえって変な傷をつけてしまったり、第一滑って危なかったりするので、覚悟を決めてエイヤッと一気に開けちゃいます。これも1ヵ所開けたら気が大きくなり、あとはスイスイ進みました。

 穴が開いたら金具を押さえつつボルトを差し込み、裏にナットを取り付けてボックスレンチで固定。ナットはナイロンナットと呼ばれる振動に強いタイプで、ネジ山がナイロンに食い込んでガッチリ止まるようになっています。

 助手席側にホルダーを取り付けたら運転席側でも同じ作業のくりかえし。こちら側は隙間が狭く、裏のナットを押さえる手が入らなくて地味に苦労しました。パネルのフチが腕に食い込んで痛かった……。

 慣れている人がやったら1時間もかからないと思いますが、ちょいちょいほかの人の作業を見学したりしていたこともあって、結局3時間ぐらいかかってしまいました。

6.5ミリの刃で下穴を開けます

穴は上下2ヵ所。パネルは二重になっていました

必要な大きさである8ミリの刃で穴を広げます

運転席側。パーツは中古品なので塗装が剥がれています

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