今年はお盆の予定もなかったのでシグマのミラーレス一眼「sd Quattro」持って都内某所で猫散歩。
水分補給の水分だけは忘れずに……もっと正しくいえば、スマホのマップアプリで最寄りのコンビニの場所だけちゃんと意識して。
昔は炎天下で使っているとバッテリーの持ちが急に悪くなったり、画像にノイズが乗る(熱のため)デジカメもあったけれども、最近のはそこまでひどくない。
スマホにはまだ炎天下で長く使っていると、熱のためカメラアプリを停止します、なメッセージでカメラが使えなくなるものもあるけど、地図を見たりカメラで猫撮ったり近所のお店探したり(人によっては)ポケモンGOまでやってたりして、全部こなさねばならないスマホも大変なのである。
私はiPhoneに古地図を表示させて、古い道を探しながら歩くことが多いのだが、幹線道路を外れた古い道は古い商店や昔からの家や路地が残っていて、猫と出会う可能性も高い。
さっそく出会ったのが旧日光街道。江戸時代の旧街道も今や普通の住宅街の道。
その片隅にぽつんと座ってる美猫。写真だとわかりづらいけど首輪がついてるので飼い猫だ。ちょこんと座ってこっちを見てるので、こっちもしゃがみ、おもむろに低い位置から撮影。
しゃがんでじっとしてると、向こうも逃げずにじっとしててくれる。猫によっては逃げちゃうし、猫によっては寄ってきたりするけど、一定の距離でじっと見つめ合うのもよし。
この日は猫がいる風景を撮りたいと思って望遠系レンズは持ってこなかった。街の中にちょこんと座ってる様子がいい。
しばらく待ってたら、そっとこっちへ来てくれた。
と思いきや、すすすっと脇にそれて植木鉢の向こうへ隠れてしまわれたではないか。見えない!
見える場所へ行こうとここで立ち上がっちゃうと、猫の方がびっくりして動いちゃうので、しゃがんだまま、足をそっと横にずらしてポジションを修正し、腰をぐにんと捻って覗いて見るとそこにいた。
でも、前景に葉っぱやら標識の柱やらあって猫の目にピシッとフォーカスを合わせるのが難しい。
そういうときはマニュアルフォーカス(MF)で。
マニュアルフォーカスはミラーレス一眼より昔ながらの一眼レフの方が使いやすいと思われがちだが、実は逆。
ミラーレス機はファインダーも背面モニターも(たいていはボタンひとつで)「拡大MF」できるのだ。ピントを合わせたいところを拡大表示して、きっちり合わせられるのである。
うん。近くで見ても美猫である。
この連載の記事
-
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた -
第853回
デジカメ
網越しでも横顔でも動いていてもしっかり猫にピントが合うソニー「α9 III」はやっぱり欲しくなる1台 -
第852回
デジカメ
小さくて軽くてかわいいパナソニック「LUMIX G100D」で気軽に猫スナップ -
第851回
デジカメ
歴史ある街並みの人気スポット、傾斜地が多い広島県・鞆の浦で“高低差の猫たち”を撮る - この連載の一覧へ