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myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画 第2期」 第14回

おそ松さんが約500サークル/グラブル・あんスタ・ガルパン・Fateが拡大

コミケ90の二次創作人気を調査&次回サークル数増減予想

2016年08月08日 17時00分更新

文● myrmecoleon 編集●村山剛史/ASCII.jp

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増加が目立つのはグラブル・Fate・あんスタ・ガルパン

 上記の方法で調べたコミックマーケット90で多かった作品はグラフ2の通りです。参考にコミックマーケット89での数も載せています。なお「ワンパンマン」「スプラトゥーン」は上位ではありませんが前回予想したため参考に載せています。

 トップは今回も「艦これ」。グラフ外では、「銀魂」「ダイヤのA」「魔法少女まどか☆マギカ」「ジョジョの奇妙な冒険」などのサークルが多くみられました。

コミックマーケット90のWeb・冊子・DVD-ROMの各カタログを参考に、各作品の二次創作サークルの数を概算したもの。調査方法は第1期第39回の囲みコラム参照。正確な数字は求めるのが困難のため参考程度に。グラフが青いのは男性サークル寄り、赤いのは女性サークル寄りの作品。VOCALOID・スプラトゥーンは中間程度のため紫とした。また参考にコミックマーケット89のサークル数を灰色で示している

 前回の予想と結果をまとめると下記の通り。なお今回全体のサークル数もやや減っていますのでそれも考慮しています。

 全体としては18作品中10作品で半数超が的中。微減を予想で7~9%の減少だった「ラブライブ!」「血界戦線」は惜しかったかもしれません。

 唯一、予想以上の増加ではずしたFateシリーズは「Fate/Grand Order」の継続したヒットもありサークル数増加中。イベントと新エピソードでコンスタントに新サーヴァントを実装している影響が大きいです。

 昨年(2015年)スタートしたブラウザーゲーム「刀剣乱舞」(第1期第44回参照)は微増または微減の現状維持を予想しましたが今回サークル数を落としています。同様に現状維持を予想していた「ハイキュー!!」「ヘタリア」も減少しています。

 サークル数では「刀剣乱舞」の減少で「東方Project」が抜いて再び第二の規模に。東方もpixivの投稿数から増加を予想しましたが、今回は微減のほぼ現状維持でした。

 大幅増加を予想していた「おそ松さん」は新規でほぼ500の大増加。アニメ化でヒットした「ワンパンマン」も予想通り増加。

 一方で2015年にゲームで話題になった「スプラトゥーン」は増加を予想していましたが今回減少。海外投稿者・学生投稿者について補正しても同人人気とは少し違う盛り上がり方をしているタイトルのようです。

 また減少を予想していた5作品は軒並み減少と、こちらはおおむね当たりました。

コミケ89→90でのサークル数変化予想結果
予想 結果 ○×
艦隊これくしょん 微増または微減 微減
刀剣乱舞 微増または微減 減少 ×
東方Project 増加 微減 ×
アイドルマスター 微増または微減 微増
ハイキュー!! 微増または微減 減少 ×
黒子のバスケ 減少 減少
弱虫ペダル 減少 減少
ラブライブ! 微増または微減 やや減少
TIGER&BUNNY 減少 減少
進撃の巨人 減少 減少
VOCALOID 微増または微減 微増
Fateシリーズ 微増または微減 増加 ×
ヘタリア 微増または微減 減少 ×
Free! 減少 減少
血界戦線 微増または微減 やや減少
スプラトゥーン 増加 減少 ×
ワンパンマン 増加 増加
おそ松さん 大幅に増加 大幅に増加

 女性人気では予想通り「おそ松さん」が約500サークルと急上昇。昨年1月開始の「刀剣乱舞」がコミックマーケット88で650サークルほどだったのと近い規模の初登場となります。前回、「数百サークルは出てくると予想」した通りの参加規模となりました。ほか昨年4月開始の「あんさんぶるスターズ!」も初登場で224サークルと多いです。この関係で他の女性人気の高いタイトルが軒並み減少しました。

 男性人気ではグランブルーファンタジーが堅実に拡大しているのが興味深いです。FateシリーズのFGOなど、ソシャゲの影響が明確化してきたところでしょうか。昨年末から劇場版がヒットしているガールズ&パンツァーも大幅サークル増となっています。

男性向サークル数TOP3は艦これ・グラブル・アイマス

 グラフ3では、作品が該当するジャンルコードと、その他のジャンルコードで分けたサークル数をグラフにしてみました。

 ジャンルコード「男性向」についてみると、今回も一番参加が多いのは「艦隊これくしょん」でしたが、ソーシャルゲームの「グランブルーファンタジー」が拡大して二番手に。

 三番手に「アイドルマスター」、また「ガールズ&パンツァー」が「ラブライブ!」と同規模まで拡大しています。「東方Project」の同様の傾向がみられるサークルは、これまでも紹介している通りジャンルコード「東方Project」内で申し込まれることが多いためこちらは少ないです。

 継続した傾向として、今回も艦これ・アイマス・ラブライブ!ともにジャンルコード「男性向」のサークルは1~2割減となっています。前回3分の2が「男性向」だったグランブルーファンタジーも比率では若干薄まりましたが現在も半数以上のサークルが「男性向」で依然活発。今回急伸したガルパンも半数ほどが「男性向」でした。

 男性寄りの新しい人気作品は「男性向」で増加、長い人気になるものはその後だんだん比率を落とすというのが定番のパターンのようです。

 ジャンルコードの全体的な動きとしては、前回大きく減らした「男性向」が揺り戻しで222増加(前年よりは減)、あんスタがヒットした「ゲーム(恋愛)」が152増加。「ゲーム(その他)」「評論・情報」「鉄道・旅行・メカミリ」「ゲーム(電源不要)」「歴史・創作(文芸・小説)」も継続的に増加しています。

 逆に大きく減らしたのはハイキュー・黒バスの「FC(ジャンプ球技)」、弱虫ペダル・進撃の巨人などの「FC(少年)」、前述の通り「刀剣乱舞」など。

 その他では「ゲーム(歴史)」「テニスの王子様」「ヘタリア」「TIGER&BUNNY」「銀魂」が前年比で大きく減らしています。3年前と比べると「ゲーム(歴史)」は4分の1、「テニスの王子様」は3分の1、「TIGER&BUNNY」「ヘタリア」「音楽(男性アイドル)」は半分以下のサークル数となりました。

 ジャンルコード別のサークル数の細かい数字はブログにてすでに公開していますのでそちらをご参照ください。

グラフ2と同様、各作品のサークル数を、申込みジャンルコードについて通常誘導される該当ジャンルコード、男性向、それ以外(コスプレ等)で分けた積み上げグラフ。前回同様「艦隊これくしょん」「グランブルーファンタジー」「アイドルマスター」で男性向での参加が多い。また昨年末からの劇場版のヒットを受けて「ガールズ&パンツァー」が男性向の4位に入った

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