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myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画 第2期」第27回

FGOさらに拡大、VTuberも好調

コミックマーケット95の二次創作人気調査&pixivデータで次回サークル数予想

2018年12月27日 18時00分更新

文● myrmecoleon 編集●村山剛史/アスキー編集部

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この連載では、独自に収集したデータを使って、みんな知ってるようで知らないニコニコ動画やpixivの現在を紹介していきます。連載一覧→第2期第1期

コミックマーケット95の二次創作人気と次回サークル予想

コミックマーケット95は12月29日から31日の3日間開催
前回同様、約3万4850サークルが参加

 2018年12月29日(土)から31日(月)にかけて、お台場の東京ビッグサイトで同人誌即売会「コミックマーケット95」が開催されます。まだ会場工事により規模が流動的ですが、今回は前回並みの約3万4850サークルが参加します。

 第2期第25回では「コミックマーケット94」に関しての記事を書きました。今回はコミックマーケット95のサークル数の動向と、人気作品のpixivでの動きをみていきます。

 これまでの回でも説明した通り、コミックマーケットではジャンルコードという仕組みがあり、これを目安にどういった分野のサークルがどれくらい参加しているかを調べることができます。今回の参加サークルの比率はグラフ1の通り。

 今回はギャルゲーの拡大が顕著で、代わってアニメ・マンガFC(ファンクラブ)・ゲームが減っています。

グラフ1:公開されているコミックマーケットWebカタログ・DVDカタログのジャンルコード情報を参考に、いくつかに区分けしたコミックマーケット95のサークル数の比率

 この連載ではコミケの6~7割を占める二次創作サークルについて注目し、作品ごとのサークル数をカウントしています。数え方については以前の記事で細かく説明しましたのでそちらをご確認ください(第1期第39回の囲みコラム「サークルの数え方」参照)。

 今回のコミックマーケット95のサークル参加申し込みは、8月6日から8月15日まででした。このため今回のデータは“2018年8月にコミックマーケット95に申し込んだ同人サークルがどのような作品に関する同人作品の頒布を予定していたか”が反映された数字となります。

 現在のものではありませんし、あくまでコミックマーケット内での参加の規模を見ているものです。コミックマーケットは比較的参加者の年代が高いこと、関東圏の参加者の割合が多いこと、海外のサークルは参加しにくいことなどの偏りがあり、同人サークル全体の傾向を示すものでもありません。

 上記のような事情もありますが、コミックマーケットは最大の同人誌即売会であることから、一定の参考になると評価してご紹介しています。これらをふまえてご覧ください。

予想は19作品中15作品的中
Fate・アイマスが大幅拡大、バーチャルYouTuber400弱

 上記の方法で調べたコミックマーケット95で多かった作品はグラフ2の通りです。参考にコミックマーケット93での数も載せています。なお「僕のヒーローアカデミア」「おそ松さん」「進撃の巨人」は今回上位ではありませんが前回予想タイトルのため参考に載せています。

 なお今回はコミケ全体のサークル数が増加しています。本記事では全体からの比率で比較していますので、参加サークル数としては増えていても比率で減少している場合がありますのでご注意ください。

 トップは今回も「Fateシリーズ」。また「アイドルマスター」が伸びて2番手に。以下「艦隊これくしょん」「東方Project」「刀剣乱舞」などのサークルが多いです。

グラフ2:コミックマーケット95のWeb・冊子・DVD-ROMの各カタログを参考に、各作品の二次創作サークルの数を概算したもの。調査方法は第1期第39回の囲みコラム参照。正確な数字は求めるのが困難のため参考程度に。グラフが青いのは男性サークル寄り、赤いのは女性サークル寄りの作品。中間程度のタイトルは紫とした。また参考に前回のサークル数を灰色で示している

 前回の予想と結果をまとめると下記の通り。なお前回の数字で「ハイキュー!!」のサークル数を誤っていたのが今回確認できました(250→308)。申し訳ありません。これに関連して予想の表からは今回除外します。ご了承ください。

 全体としては19作品中15作品的中で4分の3的中となりました。サークル数の予想は19作品中10作品的中。惜しかったのもありますがまだまだ難しいです。

 大きく外したのは、減少傾向を予想して増加した「グランブルーファンタジー」、増加を予想して減少した「僕のヒーローアカデミア」が挙げられます。ほか「VOCALOID」は予想ほど増えず、「けものフレンズ」は予想以上にサークルを減らしました。

 予想を超える増加だったのは「Fateシリーズ」「アイドルマスター」そして「バーチャルYouTuber」。特に「アイドルマスター」の増え方は想像以上でした。勢いのあるタイトルです。逆に思った以上に減ったものとして「アズールレーン」が挙げられます。

コミケ94→95でのサークル数変化予想結果

 「Fateシリーズ」は今回2割増。男性人気・女性人気とも高く、拡大が留まるところを知りません。「アイドルマスター」も2割近く増加しました。

 今年大きな話題となった「バーチャルYouTuber(VTuber)」関連のサークルは大きく拡大し400近いサークル数となります。本調査は申し込み時点のサークルカットでのカウントのため、その後にバーチャルYouTuberデビューした同人作家などもあり、コミケ開催時には400を超えるバーチャルYouTuber関連のサークルが参加しているものと思われます

 また前回の予想以外では「魔法少女まどか☆マギカ」がソーシャルゲーム「マギアレコード」の人気もありサークル数を増やしました。Pixivでは男女ともに人気があります。

男性向サークル数は今回もFateがトップ

 グラフ3で作品が該当するジャンルコードと、その他のジャンルコードで分けたサークル数をグラフにしてみました。

 ジャンルコード「男性向」は今回も「Fateシリーズ」がトップ。前回よりもさらに拡大しています。次いで「艦隊これくしょん」「アイドルマスター」。前回3位の「アズールレーン」は大きく減らし4位に。ほか「グランブルーファンタジー」「ガールズ&パンツァー」「ラブライブ!」と並びます。「バーチャルYouTuber」も増えています。

 「東方Project」で同様の傾向(男性向)のサークルは、これまでも紹介している通りジャンルコード「東方Project」内で主に申し込まれているため、こちらでは少ないです。

 作品サークル中の「男性向」ジャンルコードの比率ではアズールレーンが3割近くと高く、バーチャルYouTuberが約半数と顕著です。

 ジャンルコード全体の動きとしては上記の通り「アイドルマスター」とFateシリーズの「TYPE-MOON」が2割増、バーチャルYouTuber人気で「デジタル(その他)」が1割増、そのほか「評論・情報」と「鉄道・旅行・メカミリ」も1割増でした。

 「FC(ジャンプその他)」ほかの週刊少年ジャンプ関連は今回も低下。ほか今回「おそ松さん」「ガルパン」「弱虫ペダル」「進撃の巨人」などが減少しています。

 なお、ジャンルコード別のサークル数の細かい数字はブログにてすでに公開していますのでそちらをご参照ください。

グラフ3:グラフ2と同様、各作品のサークル数を、申込みジャンルコードについて通常誘導される該当ジャンルコード、男性向、それ以外(コスプレ等)で分けた積み上げグラフ

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