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myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画 第2期」第33回

冬コミ初の4日間、次回は40年ぶりの5月開催に!

コミケ97の二次創作人気を調査&次回予想~VTuber、鬼滅他拡大

2019年12月24日 15時00分更新

文● myrmecoleon 編集●ASCII

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この連載では、独自に収集したデータを使って、みんな知ってるようで知らないニコニコ動画やpixivの現在を紹介していきます。連載一覧→第2期第1期

約3万2530サークルが参加するコミックマーケット97での二次創作人気を調査!

コミックマーケット97は12月28日~31日
冬コミ初の4日間開催

 今年も2019年12月28日(土)から31日(火)にかけて、東京お台場の東京ビッグサイトで同人誌即売会「コミックマーケット97」が開催されます。来年の東京五輪の開催にともない東京ビッグサイトの東展示棟が使用できなくなったため、前回同様に従来の西展示棟と新設の南展示棟、遠隔会場となる青海展示棟を使用した4日間開催、約3万2530サークルが参加予定です。冬のコミックマーケットでは初の4日間開催となります。

 第2期第31回では「コミックマーケット96」に関しての記事を書きました。今回はコミックマーケット97のサークル数の動向をみていきます。

 これまでの回でも説明した通り、コミックマーケットではジャンルコードという仕組みがあり、これを目安にどういった分野のサークルがどれくらい参加しているかを調べることができます。

 過去3回の参加サークルの比率の推移はグラフ1の通り。今回は創作ジャンルと、後述の通りVTuber人気が拡大したことから、これを含む同人ソフト関連が特に増えています。

公開されているコミックマーケットWebカタログ・DVDカタログのジャンルコード情報を参考に、いくつかに区分けしたコミックマーケット95から97のサークル数の比率の推移

 この連載ではコミケの6~7割を占める二次創作サークルについて注目し、作品ごとのサークル数をカウントしています。数え方については以前の記事で細かく説明しましたのでそちらをご確認ください(第1期第39回の囲みコラム「サークルの数え方」参照)。

 今回のコミックマーケット97のサークル参加申し込み期間は2019年8月5日から19日まででした。このため今回のデータは“2019年8月にコミックマーケット97に申し込んだ同人サークルがどのような作品に関する同人作品の頒布を予定していたか”が反映された数字となります。

 現在のものではありませんし、あくまでコミックマーケット内での参加の規模を見ているものです。コミックマーケットは比較的参加者の年代が高いこと、関東圏の参加者の割合が多いこと、海外のサークルは参加しにくいことなどの偏りがあり、同人サークル全体の傾向を示すものでもありません。

 上記のような事情もありますが、コミックマーケットは最大の同人誌即売会であることから、一定の参考になると評価してご紹介しています。これらをふまえてご覧ください。

今回もFateがトップ維持、バーチャルYouTuberさらに増加

 上記の方法で調べたコミックマーケット97で多かった作品はグラフ2の通りです。参考にコミックマーケット96での数も載せています。前回から今回は会場の変更がないため全体のサークル数はほぼ同じです。

 トップは今回も「Fateシリーズ」。また「艦隊これくしょん」が大きく落ちて「アイドルマスター」が2番手に返り咲きました。「艦隊これくしょん」と「アイドルマスター」の入れ替わりは前回可能性を指摘した内容です。ついで「東方Project」、そして急増した「バーチャルYouTuber」が4番手に入りました。

コミックマーケット97のWeb・冊子・DVD-ROMの各カタログを参考に、各作品の二次創作サークルの数を概算したもの。調査方法は第1期第39回の囲みコラム参照。正確な数字は求めるのが困難のため参考程度に。グラフが青いのは男性サークル寄り、赤いのは女性サークル寄りの作品。中間程度のタイトルは紫とした。また参考に前回のサークル数を灰色で示している

 トップは前回と同じく「Fateシリーズ」でほぼ同規模です。「艦隊これくしょん」は大きく落とし、「アイドルマスター」もやや減少。

 今回も大きく増加したのは「バーチャルYouTuber」。後述の通り予想以上の拡大で800サークルを越えました。次回コミックマーケット98では単独ジャンルコードとなります。

 同じく増加を予想した「鬼滅の刃」も増えていますが、こちらは予想ほどは伸びなかったようです。

 前回の予想と結果をまとめると下記の通り。今回の全体サークル数に合わせて補正した予想値(上の青が上限、赤が下限)と今回の結果です。

 上方向に外したのは予想以上に増加した「バーチャルYouTuber」、減少を予想したが維持した「ユーリ!!! on ICE」、下に外したのは減少を予想したものの予想以上の減少幅となった「艦隊これくしょん」と「刀剣乱舞」、予想通り増加したものの予想ほど増えなかった「鬼滅の刃」が挙げられます。

 その他に「ガールズ&パンツァー」「VOCALOID」「TIGER&BUNNY」は予想の範囲ギリギリの結果となっています。

 サークル数予想としては20作品中15作品が的中。グラフを見れば分かる通りいずれもわずかな外れです。確実ではないものの、おおむね妥当な推定ができているようです。

前回の予想結果を今回の全体サークル数に合わせて補正したものと今回の結果の比較。上の青棒が予想した上限、赤棒が下限。〇がコミックマーケット96の結果。上限下限を越えたものは赤字、ギリギリ枠内のものは黄色

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