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マイクロソフト・トゥディ 第200回

2017年度は「ガバメントレディクラウド元年」 - 政府に対するソリューション提案を強化

2016年07月21日 11時00分更新

文● 大河原克行、編集●ハイサイ比嘉

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「クラウド時代のパートナーシップ」

 もうひとつのクラウド事業成長の柱が、平野社長が「クラウド時代のパートナーシップ」と呼ぶクラウドパートナー戦略だ。

 すでに、CSP(クラウドソリューションプロバイダー)に参加した企業数が600社に達したことを示しながら、「デジタルトランスフォーメーションを念頭においてたパートナー連携を進めることで、CSPプログラムへの参加パートナーを、2017年度には2倍にしたい」と意気込む。

 売上高の90%以上をパートナービジネスによって得ているマイクロソフトにとって、クラウド時代においても、パートナー戦略は欠かせないものだ。

 同社では、「マイクロソフトのパートナーは、全世界において、AWSとGoogle、Salesforce.comをあわせた数よりも多い。世界最大のチャネルネットワークを持っている」と豪語する。

 さらに日本においては、先に触れたゴールドマーク取得によって、「CSPプログラムに参加するクラウドビジネスを推進するパートナーが、サービスの安全性、信頼性を客観的に証明することが可能になる」とし、パートナーにおけるクラウドビジネスの推進にも効果があると位置づける。

パートナーをリクルーティングする部門を立ち上げ

 日本マイクロソフトでは、2016年12月までを目標に、パートナーをリクルーティングする部門を立ち上げる計画も明らかにし、クラウドプラットフォーム、データプラットフォーム、クラウドアプリケーション、セキュリティといった4つのシナリオごとに、パートナーを獲得し、養成することになるという。

 「クラウドによって、顧客のデジタルトランスフォーションに貢献できる。これまでの製品やサービスの提供には留まらない提案が求められており、それがクラウドビジネスの拡大につながる」とする。

 クラウドビジネス拡大に向けて、アクセルを踏むことができる地盤は、前年度以上に整ってきているのは明らかだ。


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