このページの本文へ

連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第10回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 6月6日~6月12日分

iPhoneは国内スマホ出荷の約6割、大規模DDoS攻撃の増加、ほか

2016年06月14日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてざっくりお伝えしています。

■[セキュリティ]2016年第1四半期のDDoS攻撃概況(6/8、アカマイテクノロジーズ)
・DDoS攻撃の合計数が大幅増、前年同期比+125.36%、前期比+22.47%
・標的はゲーム会社が55%、ソフトウェア/テクノロジー企業が25%
・100Gbps超の大規模DDoS攻撃が19件と過去最多に、最大289Gbpsの攻撃も観測

 全世界を網羅するアカマイのCDNプラットフォームを活用した攻撃トラフィック観測レポート。DDoS攻撃では、脆弱なDNSサーバーやNTPサーバーを踏み台として攻撃トラフィックを増大させるリフレクター型攻撃が主流(70%)となり、大規模DDoS攻撃の件数も増えている。また、複数の攻撃ベクトル(攻撃手法)を併用する攻撃も一般化しており、防御しにくくなっていると報告している。

2016年第1四半期、DDoS攻撃のターゲット業種(出典:アカマイテクノロジーズ)

■[市場]2016年第1四半期の国内携帯/スマホ出荷台数実績値(6/6、IDC Japan)
・携帯電話(フィーチャーフォン+スマホ)出荷台数は前年同期比-12.1%の806万台
・スマホのみの出荷台数は-6.2%減、654万台
・iPhone出荷台数は+12.3%の400万台、Androidは-26.1%の252万台

 全体出荷台数は4四半期連続のマイナス。IDCではこの減少を「国内通信事業者がAndroid端末の在庫調整を実施したことに起因」と述べている。アップルiPhoneは携帯電話市場のシェア約5割を獲得、スマホのみでは6割強。

2016年第1四半期、国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア

■[ユーザー動向]2015~2020年 国内企業のタブレット/スマホ稼働台数予測(6/9、IDC Japan)
・稼働台数は2015年の968万台から2020年には1598万台へ、年平均成長率+10.5%
・タブレットは、現在の小売、サービス、教育などでの需要が落ち着く一方で、製造や建設などの新分野での活用が期待される
・MDMやMAMといったモバイル管理市場は94億円から204億円へ、年平均成長率+16.7%

 モバイルデバイス(ハードウェア)の導入が当たり前になったその次は、それらで利用するモバイルアプリケーションの開発/運用や、モバイル利用の管理/セキュリティなどへと市場が広がっていく。

2015~2020年、国内ビジネス市場 タブレット/スマートフォン層稼働台数予測

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ