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プリンストンのデジギア道 第48回

米軍調達規格をクリアした頑丈ケースで大事なSurfaceを守る

Surface Bookに堅牢性をプラス!最強タフケース「UAG」シリーズを試す

2016年05月27日 11時00分更新

文● 花茂未来 編集●ナカムラ/ASCII.jp

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新製品「UAG」Surface Book用ケースをチェック!

 勢いで「チェック!」と銘打ったはいいものの、実は執筆現時点で、製品は手元に用意できたものの、情報公開の大分前ということもありスペックシートなど、あらゆる情報が手元にない。そこで、ここからは僕の手でもろもろ確認をしていきたいと思う。そのため、以後の数値や確認事項はすべて筆者の観測であり、誤差や発売時に変更される部分もあるかもしれない。

Surface BookにUAG Surface Book用ケースを装着した様子。

 ではまず外観から。こちらはUAG Surface Pro 4用やSurface 3/Pro 3用とうってかわって、透明なアクリルとブラックのバンパーで構成され、近未来っぽいデザイン。ケース単体で見ればSF映画に出てくるような未来の特殊部隊の防護アーマーのような印象を受ける。Surface Bookの本体カラーがシルバーなので、ケースのハニカム構造からくる凹凸形状と組み合わさるとゼロハリバートンっぽい高級感も個人的には感じる。

セパレートにも問題無く対応。

 Surface Bookはタブレット部を取り外しの利用もできるが、保護ケースのヒンジ部分は元からセパレート構造になっているので、とくにケース側のロックを解除するなどの手順は必要ない。普通にSurface BookのF12キー右にあるキーボード取り外しボタンを押して本体側の電子ロックを解除するだけで取り外せる。

 ただ、取り外したタブレット部を再度キーボードに取り付けるときは、保護ケースのヒンジ部が引っかってちょっと大変。コツとしては、Surface Bookのヒンジ部分をできるだけ前方に向けておくと、保護ケースに引っかかりにくい。なお、保護ケース上部にはペンホルダーも付いている。

UAG Surface Book用ケースの左側面。

右側面には電源と音量調節ボタン部。

 液晶ディスプレイ部の側面には、きちんとSurface Bookの構造に沿った通気口がもうけられていて廃熱に配慮。もちろん、音量調節ボタンや電源ボタンも押せるようになっているなど、インターフェース類は全てアクセスできるようになっている。

UAG Surface Book用ケース装着状態で、クラムシェル型ノートPCスタイル時の様子。

タブレット部を開き、クラムシェル型ノートPCとして使用するときは、保護ケースのヒンジ部分が出っ張り、足の役割をする。これによりキーボードに適度な傾斜がつき、個人的にタイピングのしやすさを感じた。

タブレット部が勝手に開かないようロックしてある。

 なお、タブレット部は保護ケース左右のツメでロックされている。そのためタブレット部を立てて、液晶ディスプレイとして利用するときは、両手でこのツメを押し開きながら持ち上げる形になる。ツメはほどよく柔らかいので、別段力を入れる必要はなく、指を添えればSurface Bookの自重で開くのもグッド。

Surface Bookに装着時の幅は約322mm、奥行きは約240mmでペンホルダーを含めると約248mm。ペンを装着した場合はもう少し増えて約250mmだ。厚みは最厚部で約34mm、最薄部で約22mmだった。

保護ケースのみの重量は436g。このサイズの保護ケースにしては意外と軽い。

 保護ケース重量やサイズについても、モバイル性を損なうことが少なく、また廃熱処理への考慮もあり、各種インターフェースが使えなくなるということもない。耐衝撃性についても、従来と同じく厚手、特に隅の部分はより厚くなっているクッション性の高いバンパーと、面部分を効果的に保護するハニカム構造も踏襲している。

グリップ感も良好。ニオイもないよ!

 モバイル利用でもうひとつ大切なのはグリップ感。UAG Surface Book用ケースを見ると、僕自身、写真だけではツルっとした質感に見え、これでは持ち運び時、あるいは手持ちでの利用時にもツルっといって落としてしまうのではと思った。

 しかし手に取ってみると、一瞬サラサラとした手触りはあるものの、なんというか吸い付くようなほどよいグリップ感があるし、実際滑りにくい。UAGの本国サイトではFrogSkinなる加工を施してあるとの記載があり、どうやらこの加工のおかげのようだ。

手に吸い付くようなグリップ感。といっても、別にベタベタしているわけではない。

 あと、蛇足なのだが、個人的にこういった製品で気になるポイントはニオイ。ラバーだったり、何かしら特殊加工をしている製品というのは、ニオイが強烈な場合があり、気持ち悪くなることも。手に付いたニオイが取れなくて不快。なんて経験をした人も多いのでは。

 そこでニオイ、嗅いでみました。

 結論から言うとほぼ無臭。この個体に限っては、本当に至近距離というか鼻をくっつけて嗅げば「あ、なんとなくプラスチックのニオイだ」くらいに認識できるレベルで、手に製品のニオイが付くこともなかった。

モバイル&タフネスを両立した最強のSurfaceになる!

 以上のように、UAG Surface Book用ケースは、Surface Bookにアメリカ国防総省基準の耐衝撃性を加え、タフな使用にも耐えられる魅力的な端末へと変えられる。タフなケースというと単にゴツいイメージだか、本製品にはスタイリッシュさがあり、機能性も良好だ。

 本日5月27日発売で、日本国内での販売価格は税抜8980円。Surface Bookの直販価格は22万1184円から、最上位モデルで37万2384円と高価なため、UAG Surface Book用ケースがあればリラックスして積極的にいろいろな場所に持ち運べるだろう。そういった意味で利用シーンも広げられる保護ケースなので、導入を検討してみてはいかがだろうか。

今回はSurface Book用ケースを紹介したが、UAGシリーズはSurface Pro 4、Surface 3、Surface Pro 3、Surface Pro 2、Surface Pro用ケースもラインアップしている。Surface Pro 3用ケースを編集部のSurface Pro 3ユーザーに試してもらったところ、「頑丈さが心強い! 外出先でも気兼ねなく使えますね!」と好評だった

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