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「データ保存にまつわる『3つの誤った通説』を否定せよ」など具体策を提言

「企業保有データの85%が価値なし/価値不明」ベリタス調査

2016年05月17日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 「企業がコストをかけて保存しているデータのうち、33%はビジネス上価値のないデータ、そして52%は価値があるかどうかさえもわからない『ダークデータ』だ」――。ベリタステクノロジーズは5月13日、グローバル調査に基づくレポートを発表するとともに、肥大化するストレージコスト削減のために企業が取り組むべき具体策を提言した。

企業が保有するデータ=“データバーグ”の構成。なお日本の調査結果はグローバル平均と同傾向

ベリタステクノロジーズ 常務執行役員 テクノロジーセールス&サービス統括本部の高井隆太氏

 同日発表された「ベリタス データバーグレポート日本語版」は、世界22カ国のIT意思決定者2550名(うち日本は100名)を対象に、第三者機関が実施した調査をまとめた報告書。データバーグとは、氷山を意味する「アイスバーグ」にかけた造語で、“水面下”にIT管理者が把握できていない大量のデータが隠れている様子を意味している。

 なお、ベリタスではすでに今年3月、「Data Genomics Index(データ ゲノミクス インデックス)日本語版」を発表している。こちらはベリタスの「NetBackup」導入企業を対象に、匿名のメタデータを収集/分析したもので、今回のデータバーグレポートとは調査対象や手法が異なる。とはいえ、両調査結果の傾向はほぼ同じと言える。

ベリタスの「データバーグレポート」はグローバル版、日本企業版が用意されており、同社サイトでPDFがダウンロードできる

企業の保有データのうち「ビジネス価値のあるデータ」はわずか15%

 同日の説明会ではベリタスの高井隆太氏が、同レポートのポイントと、そこからわかる問題点、そしてベリタスとしての見解や提言、ソリューションを紹介した。

 同調査においては、企業が保有するデータを3種類に分類している。ビジネス上価値のある「クリーンデータ」、ビジネス上価値のない「ROTデータ(ROTは冗長/陳腐/無駄という英単語の頭文字)」、そして価値があるのかないのかさえわからない「ダークデータ」の3つに分類している。

 冒頭に挙げたとおり、グローバル平均では、企業が保有するデータのうちクリーンデータは15%にすぎず、33%をROTデータが、52%をダークデータが占めている。つまり、企業が保有するデータの85%は、本来保有する価値がない(その可能性が高い)データという結果である。「価値のない、価値のわからないデータをこれだけ保有していれば、当然コストも余計にかかっている」(高井氏)。

 この無駄なデータ保有コストが、ベリタスが指摘する問題点の1つだ。高井氏が示した試算によると、1000TB(1PB)を保有する企業の場合、ROTデータだけで「年間7840万円」もの保有コストがかかることになる。

 さらに、ROTデータやダークデータの中には、従業員の個人的/私的なデータも含まれている。これもまた、ベリタスが指摘する問題点である。「私的なデータは、ストレージの無駄というだけでなく、企業にとっての潜在的なリスクになりうる」(高井氏)。

 なぜ「リスク」なのか。個人の法的文書や身元証明文書、画像や音楽、ビデオ、未承認のソフトウェアなど、たとえ従業員が悪意なく保存したものであっても、地域内のデータプライバシー規制の適用対象になったり、著作権上の問題を引き起こしたりする可能性があるからだと、ベリタスでは説明している。

従業員が保存した私的なデータが、企業にコンプライアンス上の問題を引き起こすリスクも指摘

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