そろそろあこがれのフルサイズ一眼を買おうじゃないか! 第2回
フルサイズ一眼のツートップ! キヤノン「EOS-1D X MarkII」&ニコン「D5」の極上画質!
2016年05月12日 10時00分更新
今回使用したレンズの画質もチェック!
両機種ともレンズは付属しないが、今回は1DXに「EF24-70mm F2.8L II USM」(キヤノンオンラインショップで22万3560円)、D5に「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」(ニコンオンラインショップで27万9450円)を組み合わせてテストした。この2本レンズはフラッグシップモデルにふさわしい標準ズームレンズだ。
焦点距離も絞り値も同じスペックだがニコンのほうには手ブレ補正機能がレンズに内蔵されている。標準域での撮影でもシャッタースピードが遅くなることはあるので手ブレ補正機構はうれしい。
キヤノン「EF24-70mm F2.8L II USM」24mm側
絞り開放ではシャープネスがちょっと甘い。中央部のシャープネスが高くなるのはF5.6以降、周辺部ではF8.0以降まで絞りたい。F16以降絞ると徐々に甘くなっていく
キヤノン「EF24-70mm F2.8L II USM」70mm側
絞り開放からシャープネスが高い。周辺部はF8.0くらいまで絞ると向上する。全体的い絞りを絞るほどシャープネスは甘くなりっていく傾向があるので、できるだけ絞らないほうがいい。
ニコン「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」24mm側
絞り開放から十分なシャープネスがあるが、1段以上絞るとかなり向上する。開放時には周辺光量の不足が目立ち、2段くらい絞らないと解消されない。周辺部まで含めてもF4.0以降で良好な画質が得られる。F16以降はシャープネスが低下する。
ニコン「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」70mm側
望遠側も絞り開放から実用性十分だが、1段絞ったF4.0あたりからかなり良好になる。周辺部まで含めても同じ傾向で、F16以降絞るとシャープネスは低下していってしまう。広角も含めて美味しく撮るには1段以上絞ってF11以降にはしないようにしたい。
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